パルマでの活躍が評価された日本代表GKの鈴木彩艶は、チェルシーからの関心が報じられた。一方で、チェルシーはミランのフランス代表GKマイク・メニャンの獲得もうわさされている。

　であれば、鈴木にミラン移籍の可能性があるかもしれないとの見方が浮上するのも、不思議なことではないだろう。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は６月８日、メニャンを放出した際の後釜候補のひとりとして、名門が鈴木に注目していると報じた。

　2021-22シーズンのセリエAでミランのスクデット獲得に貢献し、以降はチームの大黒柱のひとりとなってきたメニャン。だが、近年は不用意なミスも散見され、去就をめぐる憶測は後を絶たない。

　そのメニャンの移籍先としてうわさされてきたのが、今夏のGK補強が取り沙汰されてきたチェルシーだ。Gazzetta dello Sport紙は、９日にもメニャンのチェルシー移籍がまとまると報じた。

　そして同紙が後釜の最右翼にあげたのが、2024-25シーズンのセリエAで年間最優秀GKに選ばれたローマのミル・スビラールだ。現行契約は2027年までで、クラブと選手は延長交渉中だが、条件をめぐって合意に達していない。

　ミランがスビラールの獲得を目指す場合、選手が望む条件を満たせるかに加え、ローマへの移籍金もポイントとなる。その場合、2024-25シーズンでローマにレンタルされていたアレクシス・サーレマーケルスの去就も注目という。

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　ただ、ローマが正守護神を手放したくないのは当然だ。ミランはその場合の代役候補も検討しなければならない。そしてここで名前があがったのが、パルマでのデビューシーズンが好評だった鈴木だ。カリアリのエリア・カプリーレとともにリストアップされたとのことだ。

　セリエAを８位で終え、来季は欧州カップ戦出場権がないミラン。ただ、イタリア屈指の名門は専念できる国内での復権に向けて意気込んでいる。かつて本田圭佑が所属したミランは、鈴木の新天地となり得るのか。今後の進展に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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