古橋亨梧は１月、シーズン途中ながらセルティックからレンヌに移籍した。その後、フランスの地で苦しんでいるのは周知のとおりだ。では、去就が取り沙汰されている旗手怜央は、この夏のマーケットでどのような道を選ぶのか。

　地元紙『Daily Record』は６月５日、去就が不透明なセルティックの一部選手について報道。各選手のこの夏の展望に触れ、旗手については「日本のマエストロはセルティックファンを二分することがあった選手だ。だが、三冠を逃したカップ戦決勝では、彼の不在が強く感じられた」と伝えた。

「ハタテは好不調の波を指摘されてきた選手で、その安定感については監督が不満を表したときもあるほどだ。しかし、決勝でセルティックは相手を崩すのに苦しみ、ダイナミックなプレーメーカーのクリエイティビティが足りなかったのは確かだった」

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　「27歳でグラスゴーでの５シーズン目を迎える。彼の時間が限られ、リーグ４連覇のクラブが資金化を決断する可能性は現実味を帯びてきたようだ。セルティックは適切なタイミングで選手を売却するのに長けており、双方にとって適した放出となるかもしれない。ただ、ハタテの退団が1200万ポンド（約22億8000万円）超につながる一方で、中盤に穴ができることは疑いないだろう」

　スコットランドの名門にとって欠かせない存在であるのは間違いない。一方で、将来の展望やクラブにとっての売却メリットなど、移籍につながる要因も様々だ。リーグ４連覇に貢献した日本人選手の決断が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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