【J1展望】川崎×新潟|大黒柱の中村が負傷離脱。その穴を負傷明けの登里が埋められるか

2016年07月12日 サッカーダイジェスト編集部

川崎――中村不在のなか、大島にゲームメイクが期待される。

故障者/川崎=奈良、小宮山、森本 エドゥアルド、長谷川、中村、森谷 新潟=なし
出場停止/川崎=なし 新潟=なし

J1リーグ2ndステージ・3節
川崎フロンターレ×アルビレックス新潟
7月13日(水)/19:00/等々力陸上競技場

川崎フロンターレ
2ndステージ成績(2節終了時):1位 勝点6 2勝0分0敗 6得点・0失点
年間成績(19試合終了時):1位 勝点44 13勝5分1敗 39得点・15失点
 
【最新チーム事情】
●連戦の影響もあり、練習メニューは軽め
●前節の名古屋戦で中村が負傷。全治3~4週間。
●登里、中野が怪我から復帰も、新たに森谷が別メニュー調整。
●小林は月曜日の練習を回避したが、試合には間に合いそうな気配。
●前節、11試合無敗でクラブ記録を更新。また今節、4試合連続無失点のクラブ新記録を狙う。
 
【担当記者の視点】
 前節の名古屋戦は格の違いを見せつけて3-0と完勝し、年間順位と第2ステージの両方で1位に立った。もっとも、その試合でイ・スンヒの悪質なファウル(レッドカード)を受けた中村が負傷。右足関節捻挫、長母趾伸筋挫傷、長趾伸筋挫傷と診断され、復帰まで3~4週間を要する見込みだ。
 
 大黒柱の負傷で暗雲が立ち込めるなか、タイミング良く登里らが怪我から復帰。中村の抜けた左サイドハーフには登里が入る見込みだ。ここ数試合は、大塚のトップ下、左の中村、右の小林という2列目が機能していただけに、中村の離脱がどう影響するか。
 
 中村不在のなか、ゲームメイクを期待されるのが大島だ。パスを散らしながら、2列目の3人や前線の大久保を上手く活かせれば、攻撃にリズムが生まれるだろう。逆にボランチから効果的なパスが出ないと、苦戦を強いられる可能性もある。
 
 前節の勝利でチームは無敗記録を10年ぶりに更新し、ここまで11試合負けなし。さらに3試合連続無失点と抜群の安定感を誇る。大黒柱がしばらく不在となるなか、記録を伸ばしつつ、1位の座を死守できるか。チームの真価が問われそうだ。

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