ミュンヘンの惨劇――CL決勝で0-5、インテル戦士が想いを明かす「これまでの全てが帳消し」「何もできなかった。パリを祝福したい」

2025年06月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「おめでとうパリ。彼らはあらゆる面で上回った」

CL制覇を逃し、がっくりと肩を落とすラウタロ。(C)Getty Images

 ミュンヘンの惨劇――。イタリアの雄がドイツであまりに厳しい現実を突き付けられた。

 現地時間5月31日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、インテルがパリ・サンジェルマンとバイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナで対戦。開始12分で元インテルのアシュラフ・ハキミに先制点を許したのを皮切りに、失点を重ね、0-5という信じがたいスコアで敗れた。

 シュート数も自分たちの8本に対し、23本浴びた。フランス王者を相手に全くと言っていいほど良さを出せず、まさに完敗だった。

 欧州サッカー連盟の公式サイトによれば、中盤でフル出場したニコロ・バレッラは「とてもがっかりしている。決勝でのこの敗戦は、これまでやってきた全ての行動を帳消しにしてしまうようなものだ」「おめでとうパリ。彼らはあらゆる面で上回り、よりエネルギーがあった」と語った。

 それでも「チームとここまでやってきたことをとても誇りに思う」「これがフットボールだ。負ける時もある。僕はこのグループの一員で幸せだ」とも口に。惨敗への失望を露わにする一方で、難敵を次々に倒してCL決勝まで勝ち進んだプライドを決して忘れなかった。
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 また、絶対エースであり象徴のラウタロ・マルティネスも「準備したことが何もできなかった。パリを祝福したい。彼らはミスがなく、勝利に値した」と伝えたうえで、こう考えを示した。

「チーム、監督、クラブを誇りに思う。トロフィーは獲れなかったけれど、素晴らしいシーズンを過ごした。今、僕らは立ち直らなければならない。我々は全力を尽くした。悔しいけど、誇りに思う」

 欧州2位のインテルは誇りを胸に、再出発を図る。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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