「対戦国を舐めている」との批判も聞こえてきそうだが…。メンバーの大幅入れ替えは“森保ジャパンの特権”だ【日本代表】

2025年05月30日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「E-1選手権」に繋げる意味でも

メンバーを大幅入れ替えした森保監督の決断は評価できる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 6月に北中米ワールドカップのアジア最終予選(5日にオーストラリア戦、10日にインドネシア戦)を戦う日本代表のメンバー27名のうち、3月にも招集されたのは13名。つまり、森保一監督は14名を入れ替える大胆なチャレンジをしたのだ。

 三笘薫、堂安律、南野拓実、守田英正、板倉滉らコアメンバーを外した一方で、俵積田晃太や佐藤龍之介ら7名を初招集と、まさに"チャレンジ"で「対戦国を舐めている」との批判も聞こえてきそうだ。

 しかし、これは森保ジャパンの特権である。アジア最終予選でしっかりと結果を残し、7節のバーレーン戦で本大会出場を決めたからこそ、こうしたテストができるのだ。

 初選出7人は欧州組に限らずJリーグ勢も含まれており、その点がポジティブである。「Jリーグでインパクトを残せば呼ぶ」とのメッセージが聞こえてきそうで、今回選ばれた国内組が7月開催のE−1選手権で主力を張る可能性もあるだろう。「6月の代表活動」と、Jリーグ勢がメインになるはずの「E−1選手権」を繋げる意味でも、今回のメンバー構成は有意義に映る。
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 ついにカムバックを果たした佐野海舟、成長著しい高井幸大はクラブでの好調をこの先も維持できれば、来年のワールドカップ本大会でも重要な戦力になりそう。そう考えると、両者がこの6月の連戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるかが興味深くなる。

 3月の招集メンバーとほぼ同じ面子を呼んでいたら、6月は話題性の乏しい代表活動になっていたかもしれない。チームのマンネリ化が進むだけでは、新たな競争意識など生まれないだろう。コアメンバーに刺激を与える意味でも、今回のメンバー選考は大いに評価されるべきだ。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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