【G大阪】2試合3発の強力セットプレー! 「宇佐美→遠藤」のキッカー交代で好転!?

2016年07月11日

キッカーを務める遠藤は「取れる時は、取れる。取れない試合もたくさんある」と冷静。

第2ステージに入ってから、セットプレーのキッカーをすべて担当するのは遠藤。正確なキックでゴールを演出している。写真:サッカーダイジェスト

 ここのところ、G大阪のセットプレーが脅威を増している。
 
 第2ステージ初戦の鹿島戦では3ゴール、2ゴールがセットプレーから生まれた。1-1で迎えた60分、遠藤保仁の右CKから今野泰幸が頭で合わせて逆転に成功。続く73分、今度は遠藤の左CKに金正也がヘディングシュートを叩き込み、3-1と勝利した。
 
 続く同ステージ2節の大宮戦でも、1ゴールが生まれている。14分、遠藤のFKに米倉恒貴が勢い良く飛び込んでヘディング。この一撃が先制弾となり、チームに勢いをもたらした。
 
 第2ステージに入り、2試合で生まれた6ゴール中、実に3ゴールがセットプレーによるもの。第1ステージは7ゴールだっただけに、2試合で3ゴールはかなりのハイペースだ。今後の戦いにおいても、間違いなく武器になるだろう。
 
 なぜセットプレーからゴールが急増したのか。丹羽大輝は「これまで39番が蹴っていたので」と、キッカーの交代をひとつのポイントに挙げた。
 
 第1ステージでは宇佐美貴史がメインで担当しており、遠藤の蹴る場面は少なかった。今夏に宇佐美が移籍し、再び遠藤がキッカーとなってからゴールが増えたのは、決して偶然ではないだろう。
 
「(遠藤の)蹴る回数が単純に増えている。回数が増えることで、自ずと感覚的にも研ぎ澄まされているところはあると思う」
 
 もっとも、キッカーを務める遠藤は実に冷静だ。セットプレーからのゴール増加について問われても、「取れる時は、取れる。取れない試合もたくさんある」と至極真っ当な返答をしており、これまでとなんら変わらないといった風情だ。
 

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