川崎フロンターレは５月25日、J１第18節でガンバ大阪と対戦し、２－２でドロー。前半に好調なプレーを見せたものの、後半に主導権を握られる展開となったゲームで、試合後、家長昭博が90分を通じた戦いの課題を語った。

　試合を振り返った家長は、「やっぱり流れの持っていき方、持っていかれ方がまだまだ」と反省の弁を口にした。

　続けて、「簡単に持っていかれているような気がする」と語るその原因については「経験とか実力とか、いろんな面含めて、まだまだ足りないのかな」と分析した。

　ホームでの試合だったこともあり「ホームでは優位に戦わないといけないし、できる環境ではあると思う」と90分間、自分たちのペースで試合を進めないといけないとの思いを示した。
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　後半に相手ペースになった要因を記者から聞かれると、具体的な問題点を挙げた。

「１本繋げるところをクリアしたり、判断遅くなって奪われたり、ルーズボールを処理できなかったり。小さいことの積み重ねでリズムを持っていかれてると思う」

　ボールの失い方についても「相手に簡単に渡しちゃうとリズムも壊れる」と指摘。「そこへのこだわりはもっと高く持たないといけない」と、ボール保持の重要性を強調した。

　家長の言葉からは、前半の好調さを90分間持続させることの難しさと、そこに向けたチームの課題が浮き彫りに。それを受けて川崎が次戦、どのような戦いを見せるか注目だ。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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