「めちゃくちゃ嬉しい」神戸在籍の元主将が大歓喜!時が止まって7年、ようやく――「陰ながら本当に応援していた。ここからが勝負」

2025年05月22日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年5月12日、19985日目の出来事

日本が誇るファイター酒井高徳。古巣への想いも熱い。写真:滝川敏之

 止まっていた時が再び動き出す――。2017-18シーズンに初めて降格以来、ドイツ2部で戦い続けていたハンブルクが、ついに1部復帰を勝ち取った。

 1部リーグがスタートした日にカウントを始めた本拠地のデジタル時計。それが止まったのは2018年5月12日、19985日目の出来事だった。その時にキャプテンを務めていたのは酒井高徳。今日ではヴィッセル神戸で7年目を戦っている。34歳にしてなお存在感は抜群だ。

 5月21日の横浜F・マリノス戦でもフル出場し、タフに奮闘。2-1での勝利に大きく貢献した。試合後、酒井に話を訊く機会があったので、待望の瞬間を迎えた古巣に関して尋ねると、熱量たっぷりに、こう語ってくれた。
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「めちゃくちゃ嬉しいです。あまり自分が大きいことを言える立場ではもちろんないんですけど、陰ながら本当に応援していましたし、1年でも早く上がってくれることを願っていたなかで、ハンブルクのみんながこうやって報われた。長かったとは思うんですけど、『厳しい時間はきっと意味がある』と、そういう気持ちで戦っていましたし、降格してからも『そう簡単にはいかないよ』ってみんなが口を揃えて言っていたので、その苦しい時間を通り過ぎて、報われて昇格できたと思います。

 街の様子や試合後の様子を僕もSNSを通して見ましたけど、本当に自分たちのクラブに誇りを持っている、すごく素晴らしいクラブだなと改めて感じられました。その一員として、少しでも自分があそこでプレーできたのは本当に誇りに思いますし、ここからが勝負だと思うので、1部でより長くハンブルクを見れるよう願っています」

 元キャプテンの心はずっと、ハンブルクと共にある。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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