マンU モウリーニョが熱望する「第三の大物」とは?

2016年07月08日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

イブラヒモビッチ、ムヒタリアンに続いて、モウリーニョが補強のターゲットに挙げる「第三の大物」とは――。

イブラヒモビッチ、ムヒタリアンと大物獲得を続けるモウリーニョ(写真)のユナイテッド。その新たなターゲットに据えられているのは、あのメガタレントだ。 (C) Getty Imags

 パリ・サンジェルマンとの契約を満了したズラタン・イブラヒモビッチ、ドルトムントと3800万ユーロ(約53億円)の移籍金で合意に達したヘンリク・ムヒタリアンに続く大物の獲得に、ジョゼ・モウリーニョ率いるマンチェスター・ユナイテッドは動いている。
 
 獲得という言葉は正確ではないかもしれない。それは単なる移籍ではなく、「復帰」でもあるからだ。そう、そのターゲットはユベントスのポール・ポグバ。ヨーロッパ中のビッグクラブが獲得を目論んでいる世界屈指のMFだ。
 
 イブラヒモビッチ、ムヒタリアン、そしてポグバには、ある共通点がある。それは代理人がいずれもミーノ・ライオラだということ。
 
 ライオラはこのところ体調が優れないこともあって移動を控えており、彼と交渉したいクラブはその本拠地のモンテカルロまで足を運ばなければならない。レアル・ソシエダの会長までもが、ライオラの顧客であるFWジョナタスの今後について話をするためだけに、モナコに飛ばなければならなかった。
 
 ユナイテッドはジョナタスにも興味を持っているのか? いや、それはないだろう。しかしポグバには興味を持っている。それは間違いない。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
 
 
 
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