フランス・デシャン監督「歴史的勝利よりも決勝進出の方が重要だ」

2016年07月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もう少しこの勝利を味わいたいというのが正直な気持ちだ」

選手、監督の両方で欧州制覇という偉業達成まで、デシャン監督はあと1勝と迫った。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 EURO2016準決勝で、フランスはドイツを2-0で下し、3度目の欧州制覇に王手をかけた。
 
 選手時代にキャプテンとして地元開催の1998年ワールドカップ、2000年のEUROで優勝を飾った経験を持ち、指揮官としても欧州王者の称号を手にできるかが注目されているディディエ・デシャン監督は、ドイツ戦後、以下のように語った。
 
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 決勝まで3日(中2日)しかなく、すぐに準備をしなければならないことは勝利しているが、もう少しこの勝利を味わいたいというのが、今の正直な気持ちだ。
 
(メジャー大会で)ドイツに勝つのにずいぶんと時間がかかった(最後の勝利は58年スウェーデンW杯の3位決定戦)。これは歴史的な勝利ではあるが、それよりも決勝に進んだことの方が重要だ。
 
 今日の試合、GKの(ユーゴ・)ロリスは素晴らしかった。(2得点のアントワーヌ・)グリエーズマンは偉大な選手だ。彼は試合ごとにプレーが向上している。(オリビエ・)ジルーも重要な存在だ。
 
 選手たちはよくやってくれている。そしてファンも。彼らには本当に感謝している。度の会場でもスタンドを埋め尽くすファンの存在が、どれほど我々の背中を押してくれているか、言い表わすことはできない。
 
(決勝の相手である)ポルトガルは、我々より1日多く休養を取れている。私の選手時代経験から考えても、1日の差は小さくない。しかし、それは致し方のないことだし、このことについては楽観的に考えている。
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