なぜ横浜FCは先制後、引いて守る時間が増えたのか。23歳FWが狙いを説明「守り切ったら後半、ルキアンや武蔵君もいる」

2025年05月15日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「今日はもったいない、悔しい負けになった」

横浜FCの櫻川が川崎戦を振り返った。 (C)SOCCER DIGEST

 横浜FCは5月14日、J1第14節で川崎フロンターレと敵地で対戦し、1-2で敗戦。今季初の連勝とはならなかった。

 立ち上がりから積極的に攻撃に出て、開始4分に右CKからユーリ・ララがヘディングシュートで先制点を挙げる。しかし、その後は徐々に押し込まれる時間が増え、33分にFKを直接決められて同点に追いつかれると、試合終盤にもオウンゴールで失点し、逆転負けとなった。

 23歳のFW櫻川ソロモンは敗因に、ミスの多さを挙げた。

「前半はその1点を守り抜きたかったですけど、自分たちのもったいないミスもあって前半は良くなかった。でもそのなかで後半の入りは、チームとしてのゴールを意識しながら、引き込みすぎないというところで、自分たちでどんどん前からチャンスを作っていくところは表現できたので、そこは良かった。

 僕が代わってからもルキアンや(鈴木)武蔵君もチームを活性化させていたなかで、もったいないミスが2回続いちゃったので、本当にチームとしても、今日はもったいない、みんな悔しい負けになったかなと」
【動画】横浜FCのDFが痛恨のオウンゴール
 また、なぜ1点を取って以降、引いて守る受け身の状況になってしまったのか。

「もう1点が入っていなかったとしても、やっぱり相手も上手い選手が多いですし、繋いでくるのは分かっていて、ああいう展開になっていたかもしれない。逆に言っても1点を取っている状況で、あのようにセットで守ると、僕たちも余裕が出てくる。前半、あのまま1-0で守り切ったら後半、またベンチにルキアン、武蔵君もいるので、活性化させて、2点目を取りに行く形もできていましたし、本当にいらなかった失点かなと思います」

 こう分析する櫻川は、チームとして攻撃にかける時間もそう多くないなかで、果敢に前線でボールを収めて基準点となり、ゴール前に飛び込んでチャンスにも絡んだ。自身のパフォーマンスには、「与えられている役割に関しては、全うできている実感もある」と手応えを示しつつ、「このプレーを継続しながら、結果を出していかないといけない」と語った。

 次節は中2日で、17日に湘南ベルマーレとホームで相まみえる。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

【画像】ゲームを華やかに彩るJクラブ"チアリーダー"を一挙紹介!

【記事】「大谷翔平って何であんなに凄いの?」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる
 

次ページ【動画】横浜FCのDFが痛恨のオウンゴール

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事