「どうすれば失点を減らせるのか」横浜FM、若きCB諏訪間幸成の苦悩。結果に表れないもどかしい日々も「苦しいですけど、自分の将来に繋げるために」

2025年05月12日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「責任も本当に毎試合毎試合感じています」

プロ1年目ながら横浜FMのCBの一角を担う諏訪間。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 21歳のセンターバックは、並々ならぬ覚悟で目の前の試合と向き合っている。

 現在、J1最下位の横浜F・マリノスは5月11日、第16節でセレッソ大阪と敵地で対戦し、0-1で敗戦。8戦未勝利、4連敗中の苦しい状況となっている。

 この試合にCBの一角で先発した、プロ1年目の諏訪間幸成は、前半こそC大阪の攻勢を受けて苦戦も、後半は相手にしっかりと身体を当ててボールを刈り取り、攻撃に繋げるなど、パワフルなプレーを披露。最終ラインでチームを支えた。しかし、結果は黒星だった。

「選手たちの中でこの1試合目が一番大事になるというのは、みんなの共通認識で持っていたので、本当に結果がついてこなくて悔しい」

 悔しさを露わにする諏訪間は、今年3月にクラブとプロ契約を結んだばかり。新入りではあるものの、186センチ・85キロの大きな体格を活かしたフィジカルの強さと冷静な判断能力を武器に、ここまでリーグ戦6試合連続で先発出場を果たしている。

 しかし、チームは5試合連続でクリーンシートなしと失点も多く、彼の堂々としたプレーがなかなか結果に結びつかない、もどかしい日々が続いている。
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 諏訪間はこの現状をどう見ているのか。C大阪戦後に話を訊くと、こう答えた。

「プロ1年目は関係ない。マリノスの選手として出ているので。もちろんプレッシャーもありますし、責任も本当に毎試合毎試合感じていますし、どうすればもっと失点を減らせるのか、チームを勝たせられる選手になれるのかというのは、本当に日々考えながらプレーしています。

 前まではデビューして満足していた自分もいました。でも今はこうやって悩みながら、もがきながら、一歩ずつ自分の中で毎試合毎試合消化しながらやっている部分もある。苦しいですけど、でもそこが自分の求めていたところでもあるので」

 苦しい。ただ、そのなかでも充実感や自身の成長を感じている。

「さらにもう一歩上のレベルに行くには、こういう経験から学ぶことが大事だと思う。自分の将来に繋げる、と思いながら毎試合やっています」

 チームを勝たせられる選手になるために、若きDFは一歩一歩踏みしめながら、これからも走り続ける。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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