グループ2位でも絶望…。”地獄の道”を超えなければ本大会にたどり着けないアフリカ予選の過酷な現実【北中米W杯】

2025年05月10日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

グループ1位にならないと…

アフリカ予選を勝ち抜いて北中米ワールドカップに進出するチームは? (C)Getty Images

 北中米ワールドカップのアフリカ予選がなかなか過酷だ。出場枠「9.5」を54か国で争うわけだから(そのうちコンゴ共和国は資格停止、エリトリアは辞退)、決して簡単ではない。

 そんなアフリカ予選は6か国ずつ9組に分かれ、ホーム&アウェー方式で総当たり戦を行なう。各組の1位にワールドカップの出場権が与えられ、各組2位のうち成績上位4か国がプレーオフに参加できる。そして、プレーオフを勝ち上がった1か国が大陸間プレーオフに進出するという大会フォーマットになっているのだ。

 各グループで1位にならないと本大会の出場権を手にできないプレッシャーは半端ないだろう。ひとつの黒星が致命傷になり得るわけで、それは過酷な現実でもある。

 2位に入ってもプレーオフに進めるのは成績上位の4か国で、そのうち大陸間プレーオフに進めるのは1チームのみ。"地獄の道"を超えなければ本大会にたどり着けないと、そう表現してもいいだろう。
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 ちなみに、6節を消化した時点で各組1位の顔ぶれは以下の通り。

A組/エジプト(5勝1分)
B組/コンゴ民主共和国(4勝1分1敗)
C組/南アフリカ(4勝1分1敗)
D組/カーボベルデ(4勝1分1敗)
E組/モロッコ(5勝)
F組/コートジボワール(5勝1分)
G組/アルジェリア(5勝1敗)
H組/チュニジア(5勝1分)
I組/ガーナ(5勝1敗)

 現状で2位は成績優秀順に並べると、次のようになる。

1/ガボン(F組/5勝1敗)
2/カメルーン(D組/3勝3分)
3/セネガル(B組/3勝3分)
4/ナミビア(H組/3勝3分)
5/コモロ(I組/4勝2敗)
6/モザンビーク(G組/4勝2敗)
7/ブルキナファソ(A組/3勝2分1敗)
8/ルワンダ(C組/2勝2分2敗)
9/二ジェール(E組/2勝2敗)

 アフリカの強豪ナイジェリアがC組の4位に沈むなど群雄割拠の側面もあるアフリカ予選。グループ2位でも絶望となりそうな今予選の結末は如何に。

構成●サッカーダイジェストTV編集部
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