大争奪戦勃発、元川崎FWレナトがJリーグ復帰か? 移籍先候補は鹿島、G大阪、FC東京!?

2016年07月06日 サッカーダイジェスト編集部

広島や浦和も加わる? 広州富力はイスラエルリーグ3年連続得点王を獲得し、パラグアイ代表FWも狙う。レナトが余剰人員になれば…。

やっぱり日本が好き!? 昨年7月まで3年半プレーしたJ1への復帰が噂されるレナト(当時・川崎)。実現した場合、今度は何色のユニホームを着るのか。 写真:田中研治

 中国スーパーリーグの広州富力に所属する元川崎フロンターレのFWレナトがこの夏、Jリーグに復帰する可能性が出てきた。同クラブは外国籍選手の枠をフル活用しているが、さらに新たな助っ人の補強を画策。そのため、レナトが放出されるというのだ。すでにJ1の複数クラブと代理人の間で水面下で交渉が行なわれている模様だ。
 
 移籍先の候補として名前が出ているのが、鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、FC東京。今後、浅野を放出しているサンフレッチェ広島、サイドの選手を補強対象とする浦和レッズなども名乗りを挙げるか。Jリーグでブレイクを果たした27歳のアタッカーが、この夏の最注目選手になるかもしれない。
 
 レナトは88年10月4日、ブラジルサンパウロ州生まれの27歳。12年から昨年7月まで川崎で背番号10を託され、J1通算104試合に出場し37ゴールを決めている。左利きの高速アタッカーとして、ウイングやサイドハーフ(3バック時のウイングバックも)をこなした。13年にはリーグ最多10アシストを記録している。
 
 昨年7月13日に広州富力からオファーが届き、クラブ間の交渉を開始。中国の移籍期限である15日には契約を結んで公式発表するという"電撃移籍"が成立した。
 
 広州富力には昨年8月に元名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督が就任。今季は16節を終えて、5勝4分7敗と16チーム中9位に位置する。レナトは一時レギュラーか外れるなど、10試合・2得点の成績を収めている。
 
 6月29日に広州富力はイスラエルリーグ3年連続得点王のエラン・ザハヴィを、マッカビ・テルアビブから獲得。さらにアウクスブルクに所属するパラグアイ代表FWラウル・ボバディージャを狙っていると報じられている。
 
 すでに背番号10をつけるブラジル人MFブルニーニョをリザーブチームに一旦"降格"させるなど、登録上の整理も行なわれている。
 
 レナトが川崎から広州富力に移籍した際は、違約金(移籍金)3億円+年俸1億円(出来高1億円)で、2年半の契約が結ばれたと言われる。現段階で契約期間が残り1年半であることを考えると、広州富力が違約金を得られるこのタイミングでの放出は現実的とも言える。
 
 Jリーグ復帰が実現すれば、第2ステージの注目株となることは間違いない。果たして、噂は本当か!? レナトの動向に注目が集まりそうだ。

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