高卒J内定一番乗り! 柴崎、神谷の系譜を継ぐ高橋壱晟が、千葉入りを決めて見据える先

2016年07月06日 安藤隆人

相手のマークに対して、もっとフリーランニングの質を高めていきたい。

高校生としては、最速でJ内定を決めた青森山田の高橋。来季はジェフ千葉の一員としてJの舞台に立つ。写真:安藤隆人

 インターハイ予選では圧倒的な強さで地区予選を制し、17年連続20回目の全国切符を獲得。今年の青森山田を引っ張るのは、昨年度の高校選手権でもチームをベスト4に導く原動力のひとりなったボランチの高橋壱晟だ。インターハイ予選を終えた6月には早くも来季のジェフ千葉入団が内定。高校生としては一番乗りでプロ入りを決めた高橋に、これからの抱負を聞いた。
 
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――高体連の選手で一番早くプロ入りを表明しました。
 
「ジェフさんの練習に参加させてもらった時に、練習の雰囲気がすごく良かったのと、自信を持ってサッカーができると感じました。そしてオファーを頂いた時に、もう少し待つことも考えましたが、引きずりたくなかったので、真っ先にオファーを頂いたジェフさんに決めました」
 
――関塚隆監督からはどんな評価をされたのでしょうか?
 
「直接なにかを言われた訳ではないのですが、攻撃面でボールをつなぎながら関わっていところを評価してもらいました。ただ、今日の試合(高円宮杯プレミアリーグ・EAST7節・鹿島ユース戦/0−0のドロー)では、その良さをあまり出せませんでした。相手のマークが厳しかったので、それを剥がすのが難しかったですね」
 
――もともとプロ志向が強かったのでしょうか?
 
「目標ではありました。今年に入って、ベガルタ仙台の練習にも参加させてもらって、すごくプロという存在が、自分にとって身近になってきたな、という気がしていました」
 
――J内定選手として、これから先、どの相手にも相当マークされることが予想されます。
 
「それをかわして自分の特徴を出していかないと、これから先はプロで戦ううえでも大きな問題になるのは理解しています。今日も相手のマークに対して、もっとフリーランニングの質を上げたり、ボールを呼び込むための動きの質を高めていかないと厳しいと痛感しました。こうした部分を普段のトレーニングにもっと落とし込んでいかなればいけないと感じました」
 

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