通常スピードならノーファウル、スローならPK? 75歳英雄が歴史的打ち合いでの判定に「断固反対」「ラウタロの動きを見てみろ」

2025年05月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

インテルが2戦合計7-6でバルサを撃破!CL決勝へ

先制点を挙げ、2点目に繋がるPKを獲得したラウタロ。(C)Getty Images

 アーセナルで22年もの長期政権を築いたアーセン・ヴェンゲル氏が、歴史的打ち合いとなった大一番でのPK判定に苦言を呈した。スペイン紙『Mundo Deportivo』が伝えている。

 現地時間5月6日に開催されたチャンピオンズリーグ準決勝の第2レグで、インテルとバルセロナが前者の本拠地サン・シーロで対戦。先週の第1レグは3-3で引き分けたなか、今回は延長戦の末にインテルが4-3で勝ち切り、決勝進出を果たした。

 インテルの2点目が、75歳の名将が物申したPKから生まれたものだ。

 1-0で迎えた45+1分、先制点を決めたラウタロ・マルティネスがペナルティエリア内でボールを持つと、パウ・クバルシのスライディングタックルに遭い、転倒。主審はその直後こそノーファウルで流したが、少し時間が経ってからオン・フィールド・レビューを行ない、最終的にペナルティスポットを指さした。
【画像】PKは妥当?インテル戦での際どいジャッジメント
 これに対して、ヴェンゲル氏は『beIN SPORTS』で「このようなPKには断固反対だ。スローモーションを使うのもね。通常のスピードであれば、素晴らしいタックルだし、クバルシが先にボールに触った」と訴えた。

 現在はFIFAで要職を担う同氏はまた、ラウタロのやり口を批判。こうも語った。

「ラウタロの動きを見てみろ。彼はクバルシの方に身を傾け、PKを狙っている。得点できないと知っていたんだ。レフェリーは正しい判断を下せなかった。クバルシが先にボールに触った。それが私にとって重要な部分だ。ラウタロのプレーは後だ。彼は体勢を崩したが、接触があったかどうかは問題ではない。誰がボールに対してプレーし、誰が先にモノにしたかが重要なんだ」

 かつてはノーファウルで流されていた五分五分の気味のタックルが、今日ではスローモーションで繰り返し検証され、より厳密化されている。守る側にとっては、難しい時代になったと言えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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