【EURO2016】3週間で100億円アップ!? イタリア代表選手の価値が急騰中!

2016年07月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

あのPK失敗のペッレも倍増に。

EUROでとくに評価を高めたのがペッレ(左)とジャッケリーニ(右)。ともに市場価値は2倍に跳ね上がったとの試算だ。(C)Getty Images

 EURO2016での大健闘により市場価格が急騰。イタリア代表23人の合計で、およそ100億円の上昇が見込めるのではないか――。イタリア最大手のスポーツ紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、どこか誇らしげに、そんな試算を掲載している。
 
 それによるとイタリア代表23人の推定市場価格は、大会開幕前の2億7900万ユーロ(約390億6000万円)が現在は3億5000万ユーロ(約490億円)となり、ほんの3週間ほどで差し引き7100万ユーロ(約99億4000万円)の急騰が見込めるという。

 個別に見ていくと、"BBC"の最終ラインをよく機能させたレオナルド・ボヌッチは大会開幕前の3000万ユーロ(約42億円)が現在は5000万ユーロ(約70億円)超に。

 無尽蔵のスタミナを活かして攻守に貢献しつづけたエマヌエレ・ジャッケリーニと、強さと高さに物を言わせたポストワークで前線に基点を作りつづけたグラツィアーノ・ペッレは、どちらも600万ユーロ(約8億4000万円)が1200万ユーロ(約16億8000万円)に倍増しているという見立てだ。ペッレについては、「ドイツ戦での、あのPK(失敗)があったにもかかわらず」(ガゼッタ紙。以下同)と、わざわざ付け加えている。

 このほかでは、「ラツィオのクラウディオ・ロティート会長が5月の時点では800万ユーロ(約11億2000万円)の値札をつけていた。現在は少なくとも1000万ユーロ(約14億円)が必要になるだろう」としているMFのマルコ・パローロ。

「前回の冬の移籍市場では、ユベントスが1000万ユーロ(約14億円)をオファーしたと目される。ACミランは(移籍市場に流通させるのであれば)、最低でも1800万ユーロ(約25億2000万円)を要求するだろう」としているDFのマッティア・デ・シリオ。

 さらには、「今年1月にインテル・ミラノに移籍してから(不振により)800万ユーロ(約11億2000万円)にまで下がっていたが、EURO後は1200万ユーロ(約16億8000万円)に持ち直している」としているFWのエデルが特筆に値する。

 ガゼッタ紙は「あくまでも自社の評価であって、議論の余地はある」と但し書きをしているが、おそらく大きな異論は出てこないだろう。なお、ジャンルイジ・ブッフォンのみ、「大会開幕前からプライスレスだった」という理由で、評価の対象外としたそうだ。
 

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