2025年５月３日、埼玉スタジアム2002に詰めかけた５万2,429人の大観衆を味方につけたのは浦和レッズだった。

　東京ヴェルディを相手に松尾佑介、渡邊凌磨のゴールで２-０と勝利を収めると、守護神の西川周作は「５万人以上の方が来てくれたおかげで、アドレナリンがすごく出る。その意味で皆さんに支えられてプレーできています」とファン・サポーターの効果を力説した。

　一方、東京Vにとってこの日のスタジアムは悪い意味でプレッシャーになった。

　事実、試合後の会見で東京Vの城福浩監督は「多くのサポーターが駆けつけてくれて素晴らしい雰囲気の中でやれたことは選手冥利に尽きると思いますけど、あの雰囲気をプラスに変えられたかというと、腰が引けたという言い方が良いのか、少し怖がらずにやれたかというと、そうは言い切れない前半があったことは本当に悔やんでいます」と反省していた。
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