「鹿島らしい選手になってきた」鈴木優磨も太鼓判。右SB津久井佳祐が魂のこもったディフェンスで町田戦1-0勝利に貢献‼

2025年05月03日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

離脱者が少なくない右SBで奮闘

右SBで5戦連続でスタメン出場した津久井(右)。町田の攻撃の起点である相馬(左)を抑えた。写真:永島裕基

 鹿島アントラーズは5月3日、J1第14節でFC町田ゼルビアとホームで対戦。39分に田川亨介が決めた得点を守り切り、1-0で勝利を収めた。

 無失点勝利の立役者のひとりが、右SBでフル出場した津久井佳祐だ。町田の攻撃の起点となっていた左サイドの相馬勇紀を見事に封じたのだ。

 20歳のDFは、「町田が前半はあまりこちらのサイドを攻めてこなかったのですが、後半は自分のサイドで仕掛けられる回数が増えました。何度かスピードで抜かれるところがありましたが、最後はギリギリで粘って(ボールを)取れたので、そこは良かったと思います」と胸をなで下ろした。

 自身が語るように、60分過ぎには、突破を図ってきた相馬を止めた直後に足が攣るなど、魂のこもったギリギリの勝負を演じた。

 一方で、足が攣った直後には、鈴木優磨や三竿健斗らが駆け寄り、「良くやったと褒めてくれました」という。
【動画】華麗なパスワークから田川亨介‼ 町田戦の決勝弾。
 試合後に鈴木は、「彼も試合に出て成長していますし、本当に鹿島らしい選手になってきたと思います」と活躍を称えれば、鬼木達監督も「非常に良かった」と称賛した。

 鹿島の右SBは、昨季のJ1ベストイレブンに輝いた濃野公人や、複数のポジションでクオリティの高いプレーを見せていた小池龍太らが務めていたものの、ふたりは離脱中。元々はCBを主戦場としていた津久井が、10節のセレッソ大阪戦(0-1)から抜擢されていた。

 緊急事態にチャンスを掴んだ若武者が、逞しく成長を遂げている。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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