「遠藤航選手や長谷部誠さんも…」ぶっつけ本番、中学以来のCB抜擢で宇野禅斗が感じた“ポリバレントのメリット”

2025年04月30日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

FC東京戦の出来は「最高評価に値」

FC東京戦で完封勝利に尽力した宇野。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 清水エスパルスはFC東京との試合前日(4月28日)にアクシデントに見舞われたという。緊急事態のなか、FC東京とのアウェーゲームでCBに抜擢されたのが、本来はボランチの宇野禅斗だった。

 FC東京のマルセロ・ヒアンとマッチアップする回数が多かった宇野は「分が悪いのは分かっていたので、(M・ヒアンに)どう対応していくかは昨日から考えていた」という。ぶっつけ本番の割には冷静かつ大胆な守備でピンチの芽を摘み、結果的に2-0の完封勝利に貢献している。その働きぶりは秋葉忠宏監督から「最高評価に値」と称賛されるレベルだった。

 「中学以来」のCBで存在感を示した宇野は、ボランチ以外のポジションでも活躍できた点について持論を展開してくれた。

「日本代表では遠藤航選手や長谷部誠さんもボランチを主戦場にしながらCBでもプレーしています。その意味で複数のポジションをこなせるのは、プレーの幅を広げるためにも大事です」
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 「自分はボランチの選手」という部分をアピールしたい、さらに「今日は自分に代わってボランチに入った(弓場)将輝くんが素晴らしいプレーをしているので、僕も今度ボランチで出た時にはしっかりパフォーマンスを発揮しないといけない」との気持ちもある一方で、宇野は「チームを助ける意味で複数のポジションができるのはいい」と主張する。

「他のポジションをやることで、そこの選手たちが何を考えているか、どう見えているかを理解できるので、ポジティブに捉えています」

 今回のFC東京戦をきっかけに選手としてスケールアップできるか。宇野の成長を見守りたい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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