［J１第14節］鹿島 １－０ 町田／５月３日／県立カシマサッカースタジアム

　鹿島が町田に１－０で勝ち切ったゲーム、ボランチとして途中出場を果たし、身体を張ったのが知念慶だ。

　今季、川崎で７つのタイトルを獲得してきた鬼木達監督が就任した鹿島は公式戦４連敗後にリーグ４連勝を達成。復調を果たし、首位の座をキープした。

　川崎時代にも鬼木監督に師事した知念も「僕が言うのもあれですが、やっぱりオニさんはマネジメントが上手いと実感します。チームが苦しい時に選手をやる気にさせる、ひとつにさせるようなマネジメントはさすがだなと。だからこそ内容が悪くても、連戦などでみんなキツイ時でも失点する感じがしないですし、みんながひとつになって同じ方向を向いて戦えています」と好調の背景を語る。

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　一方で知念は川崎時代の同僚である下田北斗と試合後に笑顔まじりに長時間、話していた姿も印象的だったが、ACLエリート決勝へ勝ち進んだ古巣へのエールも語ってくれた。

　今は鹿島の勝利のために全力を注ぐのは当然ながら、やはり大卒で入団し、トータル５シーズンを過ごした川崎の戦いぶりにも刺激を受けているようだ。

「やっぱり日本の代表として応援していますし、ここまでの戦いぶりにはすごく感動しました。良い刺激をもらいました」

　それだけに元チームメイト数人もメッセージを送ったという。

　鹿島と川崎は５月11日に国立競技場での対戦を控える。その一戦を前に、川崎が悲願のアジア制覇を果たせるか、多くのＪリーガーも注目しているはずである。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）　

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