まだまだJリーグを牽引してほしい
原口、柴崎、宇佐美の今後の活躍に期待したい。(C)SOCCER DIGEST
2025年4月20日、埼玉スタジアム2002での浦和レッズ対横浜F・マリノス戦が始まる前、ひとりの選手の動向を注視していた。そのプレーヤーとは、浦和の控え組でロンドをやっていた原口元気である。
かつて日本代表の中核を担い、欧州クラブでの経験も豊富な原口が33歳という年齢とはいえスタメンから外れているのは「寂しい」と、素直にそう感じた。監督の戦術などで起用法は変わるので仕方ない部分もあるが、ここまでの実績を考えればやはり"大きな違い"を見せつけてほしいと、原口が浦和に復帰した昨季から著者はずっと思っていた。
と同時に、プロフットボーラーの厳しさも痛感させられる。プロになる以前から「天才」と評された原口も年齢を重ねれば絶対的なレギュラーではなくなる現状を見ると、そんな感覚を覚えてしまう。ちなみに、原口の今季リーグ成績は12戦を消化して先発が1回、途中出場が11回、出場時間は275分で0得点。直近の横浜FM戦で1アシストを決めたが(リーグ戦ではこれで2アシスト)、正直、パッとしない数字だ。
ここでふと気になった。「元欧州組」「ロンドン五輪世代」「天才」と言えば、宇佐美貴史(ガンバ大阪)と柴崎岳(鹿島アントラーズ)の現状はどうかと。
宇佐美は昨年11月の負傷(右ハムストリング肉離れ)の影響でコンディションが上がっていないようで、実際、今季のリーグ戦でベンチ外のケースもある。具体的には11戦を終えて先発が4回、途中出場が3回、メンバー外が4回、出場時間は424分で1得点。原口とそこまで差がない成績と言えるだろう。
原口や宇佐美よりもスタメンの機会が多いのは柴崎だ。今季J1リーグの11節を終えて先発8回、途中出場1回、ベンチ入りも出番なしが2回、出場時間は616分で0得点。パフォーマンスが安定しなかった昨季よりは調子が良さそうだが、絶好調というレベルではおそらくない。
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原口(91年生まれ)、宇佐美(92年生まれ)、柴崎(92年生まれ)と育成年代から注目されていた天才3人が日本代表から遠ざかる中、同年代ながらもアンダー世代の代表とあまり縁がなかった伊東純也(93年生まれ)が今なお森保ジャパンで活躍しているのだから、サッカー選手のキャリアは分からない(同世代なら遠藤航も)。
少し話が脱線したが、原口、宇佐美、柴崎の3人は実力もスター性も十分なのだから、まだまだJリーグを牽引してほしい。それだけのパワーが彼らには間違いなくある。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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