「攻撃性能に優れた彼女をなぜ?」
谷川をCFに、眞城をリベロに置いた意図は? 画像:サッカーダイジェスト
「これは100パーセントあり得ない」と、なでしこジャパンのファン・サポーターから総ツッコミされるのは覚悟している。正直、自分でも「実現しないだろう」と思いながら、なでしこジャパンが再び世界の頂点に立つための仰天スタメンを考えてみた。
システムは3-4-2-1で最大の特徴は、18歳の眞城美春をリベロに置いた点だ。「線が細いうえに攻撃性能に優れた彼女をなぜ?」との声が大半を占めるだろうが、先のコロンビア女子代表とのトレーニングマッチで何より目を引いたのは眞城の危機察知力。ピンチになりそうな局面でのポジショニングが的確で、実際、何度もパスカットをしている。しかも、足もとの技術があるので繋ぎのセンスも素晴らしい。
ニルス・ニールセン監督の下でなでしこジャパンが再び世界一を目指すうえでの大きな改善点のひとつが、最終ラインからのビルドアップだ。熊谷紗希も南萌華も守備に関しては悪くないが、組み立てとなると不安定に映る。その点、眞城はそこに不安がない。ともに足技を備えた古賀塔子と北川ひかるとともに3バックを組ませればボランチコンビの長谷川唯と長野風花の負担も軽減できるはずだ。
北川のCB起用を不思議に思う方もいるかもしれないが、海外移籍を機にプレーの強度と力強さが確実に増している。現在の彼女ならと期待できる一方、左ウイングバックにはテクニシャンの遠藤純を起用したい。前十靭帯損傷の大怪我からようやく復帰しただけに、完全復活が待たれる。長谷川以上に戦術のキーマンになり得る遠藤を外す理由はない。
右ウイングバックは、藤野あおば。マンチェスター・シティへの移籍を境にドリブルとパスの使い分けが上手くなり、守備の強度も以前より高くなったので、オールマイティなプレーが求められるこのポジションに抜擢したい。
中盤センターの絶対軸となる長谷川との相性を考えると、その周囲には長野、浜野まいか、籾木結花に置きたい。特に長谷川と籾木のホットラインは新生なでしこの主武器になりそうな可能性もある。
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このポジションは現在、30歳の田中美南への依存度が極めて高い。若い力の台頭は不可欠で、だからこそ谷川のようなタレントがここを担うべきだ。谷川の思い切りの良さとパワーはCFでこそ活きる可能性はある。
無謀にも見える今回のスタメンから浮かび上がるのは、なでしこジャパンのウィークポイントだ。つまり、CBとCFのテコ入れが最重要課題ということだ。今後、ニールセン監督がチームの屋台骨となるこの2つのポジションに誰を起用するか、非常に興味深い。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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