浦和戦でクラブ史上初のJ1首位浮上ならずも、京都の旗手・川﨑颯太はチームの歩みに自信! エースR・エリアスについては…

2025年04月17日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

首位浮上のチャンスも「あまり考えてなかった」

浦和戦では4-3-3のアンカーで先発し、後半はインサイドハーフへポジションを移した川﨑。写真:福冨倖希

[J1第20節]浦和 2-1 京都/4月16日/埼玉スタジアム2002

 京都サンガF.C.は4月16日、前倒しで開催されたJ1第20節で浦和レッズと敵地で対戦。1点ビハインドの55分にラファエル・エリアスのゴールで同点に追いついたものの、61分に渡邊凌磨にネットを揺らされ、1-2で敗れた。

 直近のリーグ戦7試合で、6勝1分。10試合を終えたJ1で勝点18の2位につける京都は、浦和戦で引き分け以上なら、暫定ではあるものの、クラブ史上初のJ1首位に立つチャンスだった。

 悔しい敗戦となった京都のキャプテン、川﨑颯太は淡々と胸の内を明かした。

「まだ10節なので、そんなにプレッシャーはないです。自分たちのやるべきサッカーを90分間やり続ける。それで結果が伴っていけば。上位だからとか、今日勝てば首位だからとかはあまり考えてなかったです」

 冷静に戦えているのは、昨季からのチームの積み上げに手応えを感じているからでもある。

「今日の試合でも、蹴るだけじゃなくてつないでいくところや、上手く自分たちの時間を作れるところも増えてきている」

 続けて、R・エリアス、原大智、奥川雅也のほか、マルコ・トゥーリオやムリロ・コスタら浦和戦でもプレーした3トップのクオリティにも言及した。
【動画】R・エリアスの華麗な同点弾!
「やっぱり前の3人が本当に強力で、うちは助かっています。その3人により良いボールを供給できる、より彼らが自由にできるために、自分たちがもっと動かなきゃいけないと思うし、もっと工夫はできるところもあります」

 特に、浦和戦でも得点を決めたR・エリアスについては、以下のようにコメントした。

「助っ人という立場も関係しているかもしれないですけど、謙虚だし、一生懸命プレーするし、誰よりも声を出す。やっぱりそういうところで、多少の運とかも引き寄せて、素晴らしい結果につながっているのかなと。彼の素晴らしい人間性が表われているんだと思います」

 23歳の古都のバンディエラは、「納得のいく敗戦ではないですけれど、やっぱりやるしかないと思うし、チームとしてやってることは間違ってないと思う。そんなに下を向いていちゃいけない」と中2日で挑む次戦のアウェー新潟戦へ気持ちを切り替えた。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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