完成度が15歳当時の久保建英以上とは言わないまでも…。落ち着きぶりは中田英寿を彷彿、独自の空間を作り出す様は鎌田大地を連想させる“15歳逸材”

2025年04月18日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

恐るべき才能の持ち主

大宮戦で公式戦初スタメンを飾り、113分までプレーした北原。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 2025年4月16日に開催されたルヴァンカップ・1stラウンド2回戦で、FC東京がRB大宮アルディージャを延長戦の末に3-1と下した。そんな試合で大きな注目を集めたのが、15歳9か月9日で公式戦初スタメンを飾った北原慎だ。

 3-4-2-1システムのシャドーを担った北原は16分に股抜きパスでファン・サポーターのため息を誘うと、22分には長友佑都のパスから際どいシュートを放つ。15歳とは思えない落ち着きとテクニックでチームに安定感をもたらすなど、それなりに存在感を示した。

 流石に延長線に入ると疲労の色が濃くなったが、それでもピッチを走り回り交代する113分まで奮闘した。

 今季はJ1リーグ3節の名古屋グランパス戦(2月26 日)で公式戦初のベンチ入り。続く4節の鹿島アントラーズ戦(3月1日)で83分から途中出場してJ1最年少出場記録(15歳7か月22日)を更新すると、8節の東京ヴェルディ戦(4月2日)で71分から、9節のファジアーノ岡山戦では63分から投入された。3月20日のルヴァンカップ・1stラウンド1回戦(相手は奈良クラブ)でも65分からピッチに送り込まれるなど、稼働率はそこまで高くなかった北原が大宮戦では113分までプレーしている。15歳で延長戦までタフに戦えるのは評価に値しただろう。
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 プレーの落ち着きぶりは中田英寿を彷彿。そして、柔らかいボールタッチで独自の空間を作り出す様は鎌田大地を連想させる。「それは流石に言い過ぎだろ?」との声も聞こえてきそうだが、まだ北原のプレーをご覧になってない方は是非、その目で確かめてほしい。

 38歳のベテラン戦士・長友佑都や29歳の小泉慶らと同じピッチに立ち、彼らと淀みのない連係プレーを見せていた。完成度は15歳当時の久保建英以上とは言わないまでも、間違いなく恐るべき才能の持ち主だ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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