「日本サッカーが活性化される」森保一監督も期待! マリノスの若きCBがJ1初先発で堂々プレー「後ろが守れるオーラを出しておけば…」

2025年04月06日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「アップからめちゃくちゃ楽しかった」

J1初先発を飾った横浜FMのDF諏訪間。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 横浜F・マリノスは4月5日、J1第9節で東京ヴェルディとホームで対戦し、0-0の痛み分けに終わった。

 3試合連続で無得点と課題は残ったが、守備では安定感をみせ、失点をゼロに抑えられたのは前向きな要素だ。7節のファジアーノ岡山戦(0-1)、8節の名古屋グランパス戦(0-2)と敗れていたなかで、連敗をストップできたのもポジティブな点だろう。

 そのなかで、東京V戦でクリーンシートに貢献したのが、J1初先発を果たしたDF諏訪間幸成。今季、筑波大から加入した21歳は、センターバックの一角でフル出場を果たし、上々のパフォーマンスを披露した。

 ラインコントロールも的確で、後半には身体を張ったシュートブロックでチームをピンチから救う。初出場とは思えぬ、堂々としたプレーぶりで、スティーブ・ホーランド監督も「素晴らしいプレーをしてくれた」と名前を挙げて称賛するほどだった。

 諏訪間は「アップからめちゃくちゃ楽しかったですし、本当にここは小さい頃から目標にしていたところで、ピッチに立ててプレーできたのは嬉しかった」と喜び。続けて、手応えを口にした。
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「セットプレーでの課題が続いたなかで、セットプレーで失点をしなかった。もっと向上させないといけないですけど、手応えはあった試合だったかなと。ビルドアップの部分で安定してプレーすることと、後ろが守れるオーラを出しておけば、前も自信を持っていけると思う。そういうところでもサポートをしていきたい」

 今シーズンはここまで8試合を終えて勝利は1度だけ。降格圏に沈んでおり、チームの状況は決して良くはない。しかし、こうした若きプレーヤーの台頭は、クラブの未来を見据えたうえでも、喜ばしいことだ。

 この試合を視察した日本代表の森保一監督も「こうした若い、これから後にJリーグ、日本サッカー背負ってくれるような選手が出てくるのは、非常にリーグも日本サッカーも活性化される。どんどんトライしてほしい」とコメント。諏訪間のこれからに注目したい。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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