【日本4-1南アフリカ|採点&寸評】新旧の「10番」が躍動!国内ラストゲームで快勝を飾る

2016年06月29日 小田智史(サッカーダイジェスト)

植田はアフリカ勢に互角以上の勝負。不用意なプレーでPKを献上した亀川は「5」。

【警告】日本=なし 南アフリカ=ムバロ(60分)、メコア(66分)、モセメディ(82分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】中島翔哉(日本)

[キリンチャレンジカップ2016]日本4-1南アフリカ/6月29日/アルウィン
 
【U-23日本代表・総評】 6
立ち上がりから積極的にプレッシャーをかけ、素早い切り替えから速攻を狙った。PKで先制点を献上したものの、中島の同点弾で勢いに乗ると、前半だけで3ゴール。ただ、48分に4点目を決めた後は、南アフリカに押し込まれる時間が続いた点は本大会に向けて反省点だろう。

【U-23 日本 対 南アフリカ PHOTO】中島、矢島の2ゴールと浅野のダメ押しゴールで圧勝!

 [個人採点・寸評]
[GK
1 櫛引政敏 5.5
簡単なバックパスをキックミスしてCKを献上する不安な立ち上がり。24分にはシュートのディフレクションに鋭く反応して右手1本でセーブするも、PKは先に動いてしまいゴールを許した。
 
[DF
2 室屋 成 6.5
アジア最終予選以来の代表でいきなりスタメン起用。故障明けもあって慎重な入りを見せたが、徐々に攻撃参加の回数が増え、チームの勢いを加速。素早い折り返しで矢島の得点をアシストした。亀川交代後は左SBに回ってユーティリティ性もアピール。
 
5 植田直通 6.5
大声を張り上げて全体の陣形を整えながら、ロングボールに対しては落下点に素早く回り込んで対応。フィジカルに長けたアフリカ勢にもまったく力負けせず、安心して見ていられた。
 
15 亀川諒史 5(67分OUT)
モレラのスピードに後手を踏み、29分にはロングボールを胸トラップで処理しようとしたところでハンドをとられてPK献上。状況判断、プレー精度ともに危なっかしさが拭えなかった。
 
20 中谷進之介 6(分OUT)
15年12月のイエメン戦以来の公式戦出場。17分、ゴール前でのシュートを身を挺してブロック。植田にリードしてもらう形ではあったが、重要な一戦でもソツなく守備機会をこなした。

次ページ鮮やかな2ゴールで完全復活を印象付けた中島が文句なしのMOM。

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