小3で横浜F・マリノスプライマリー追浜に入団
横浜FMアカデミー出身の木村。元々はフィールドプレーヤーで、GKに転向したのは小6の時だという。(C)SOCCER DIGEST
小学3年から横浜F・マリノスのアカデミーで育ち、ジュニアユース、ユースと順調にステップアップ。2019年にはU-16日本代表に初選出されると、それから世代別代表にもコンスタントに呼ばれるようになった。高校3年次の21年には、横浜FMの2種登録選手としてトップチームに帯同。トップ昇格の打診もあったなかで、木村凌也が選択したのは日本大への進学だった。
それから約3年が過ぎた25年、日本大サッカー部を退部してトリコロールのユニホームに袖を通した21歳は、どんな想いでプロ入りを決断したのか。その胸の内に迫ったインタビューの前編をお届けする。
――◆――◆――
笑顔が似合う好青年だ。
だが、トレーニング中はその表情が一変する。飯倉大樹や朴一圭、ポープ・ウィリアムといったJリーグを代表するGKらとともに、メニューをこなすのに必死だからだ。横浜FMに加入してもうすぐ3か月、木村は日々努力を重ねている。
「キャンプから始まって、慣れるのに必死です。強度やスピード感はもちろん、練習がハードで、改めてきついなって。正直、まだ慣れていないですけど、少しずつこなせるようになっていると思います」
もっとも木村は横浜F・マリノスユース在籍時の21年に、2種登録選手としてトップチームのトレーニングに加わっていた経験がある。そして日本大では1年次からポジションを掴み、23年のU-20ワールドカップでも正守護神としてピッチに立った。それでも自分自身に足りない部分が多いことを痛感しているという。
「大学ではけっこうやれている実感がありましたが、そこで通用していたものがプロではまったく通用しない。パス1本にしてもそうですが、プロではパスを出す際にボールをつける足だったり、パススピードだったり、細かいところまでこだわる必要があるので、大学時代はなんとなくやっていたんだなって痛感しています」
トレーニング中は、松永成立GKコーチから『腰!』などと指摘が入ることも少なくない。
「構え方とか、ステップの仕方とか、色々と改善しなければいけないなかで、指摘を受ける度に頭がパンクしそうになります。でも、大樹君、パギ(朴一圭)君、ポープ君を見ても、基礎の部分が大事だと改めて感じますし、シゲさん(松永成立GKコーチ)やテツさん(榎本哲也アシスタントGKコーチ)からアドバイスしてもらったことを習慣化できれば、自分も戦えると思うので、まずはベースの強度を上げていきたい」
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それから約3年が過ぎた25年、日本大サッカー部を退部してトリコロールのユニホームに袖を通した21歳は、どんな想いでプロ入りを決断したのか。その胸の内に迫ったインタビューの前編をお届けする。
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笑顔が似合う好青年だ。
だが、トレーニング中はその表情が一変する。飯倉大樹や朴一圭、ポープ・ウィリアムといったJリーグを代表するGKらとともに、メニューをこなすのに必死だからだ。横浜FMに加入してもうすぐ3か月、木村は日々努力を重ねている。
「キャンプから始まって、慣れるのに必死です。強度やスピード感はもちろん、練習がハードで、改めてきついなって。正直、まだ慣れていないですけど、少しずつこなせるようになっていると思います」
もっとも木村は横浜F・マリノスユース在籍時の21年に、2種登録選手としてトップチームのトレーニングに加わっていた経験がある。そして日本大では1年次からポジションを掴み、23年のU-20ワールドカップでも正守護神としてピッチに立った。それでも自分自身に足りない部分が多いことを痛感しているという。
「大学ではけっこうやれている実感がありましたが、そこで通用していたものがプロではまったく通用しない。パス1本にしてもそうですが、プロではパスを出す際にボールをつける足だったり、パススピードだったり、細かいところまでこだわる必要があるので、大学時代はなんとなくやっていたんだなって痛感しています」
トレーニング中は、松永成立GKコーチから『腰!』などと指摘が入ることも少なくない。
「構え方とか、ステップの仕方とか、色々と改善しなければいけないなかで、指摘を受ける度に頭がパンクしそうになります。でも、大樹君、パギ(朴一圭)君、ポープ君を見ても、基礎の部分が大事だと改めて感じますし、シゲさん(松永成立GKコーチ)やテツさん(榎本哲也アシスタントGKコーチ)からアドバイスしてもらったことを習慣化できれば、自分も戦えると思うので、まずはベースの強度を上げていきたい」
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幼稚園に通っていた頃に、5歳上の兄の影響でサッカーを始めた木村は、小学3年の時に横浜F・マリノスプライマリー追浜に入団。実は当時、GKではなくフィールドプレーヤーとしてセレクションを受け、見事に合格を勝ち取ったのだという。
では、いつからGKに転向したのか。
「たぶん6年生に上がる前くらいだった気がします。当時はチームに固定のキーパーがいなくて、フィールドの選手がローテーションをしてやっていたなかで、自分がやることも多かったんですよね。それで監督からどうするかって聞かれて、やってみようかなと」
なぜ木村が選ばれたのか。
「チームの中で身長が大きかったのもあると思います。それに、個人的にボールを止めるのが楽しかったんですよね。プライマリー追浜ではフォワードや他のポジションもやりましたが、点を取りたいとか、そういったことに執着はなかったです」
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では、いつからGKに転向したのか。
「たぶん6年生に上がる前くらいだった気がします。当時はチームに固定のキーパーがいなくて、フィールドの選手がローテーションをしてやっていたなかで、自分がやることも多かったんですよね。それで監督からどうするかって聞かれて、やってみようかなと」
なぜ木村が選ばれたのか。
「チームの中で身長が大きかったのもあると思います。それに、個人的にボールを止めるのが楽しかったんですよね。プライマリー追浜ではフォワードや他のポジションもやりましたが、点を取りたいとか、そういったことに執着はなかったです」
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