「特にクオリティが高い」対戦国記者が警戒していた日本代表FWに与えられたのはたった“16分”。森保ジャパンのとんでもない層の厚さに驚愕したはずだ

2025年03月27日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

元同僚の前田大然にスタメンを譲る

古橋(右)が投入されたのは74分だった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 3月25日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第8節で、日本代表はサウジアラビア代表と対戦。スコアレスドローに終わった。

 この試合の前、来日して取材していたサウジアラビアのメディア『aawsat』のナワフ・アル・アキール記者は、日本の選手についてこう語っていた。

「(前日練習を欠席した)ミトマ(三笘薫)はおそらく欠場ですよね。サウジにとっては本当に良かった。日本で最高の選手で、最も危険な存在ですからね。フルハシ(古橋亨梧)もいい選手だし、エンドウ(遠藤航)も素晴らしい選手で、とても強い。この3人の特にクオリティは高いですね。それから、レアル・ソシエダのクボ(久保建英)も世界的な選手です」

 やや、意外だったのは古橋の名前が出たことだ。日本代表では主力とは言えず、今予選でも1試合の出場に留まっていたからだ。3年半で85ゴールと結果を残して前所属セルティックで活躍した印象が強いのだろう。

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 対戦国記者が警戒していた30歳のストライカーは、しかし元同僚の前田大然にスタメンを譲り、ベンチスタート。投入されたのは74分からだった。いい動き出しパスを引き出したシーンはあったものの、16分という短時間でゴールという結果を残すことができなかった。

 上田綺世(途中離脱)や小川航基が不在でも、欧州リーグの得点王経験者がスタメンで出られない。それはまさに、ライバル国からしたら"とんでもない"日本代表の層の厚さを物語っている。

 スターティングメンバーを見て、同記者は驚愕したのではないだろうか。

 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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