３月25日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第８節で、すでに本大会出場を決めている日本代表は、サウジアラビアと埼玉スタジアム2002で対戦。０－０のドローに終わった。

　この試合で２シャドーの一角で先発したレアル・ソシエダのMF久保建英は、果敢に仕掛けて敵の脅威となり、２－０で勝利した20日のバーレーン戦に続いて、2戦連続でマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を見せた。

　この2連戦で好パフォーマンスを披露した久保は、クラブに戻るとビッグマッチが待っている。

　週末に組まれているバジャドリーとのリーグ戦の後、４月１日にレアル・マドリーとのコパ・デル・レイ準決勝第２レグが控えているのだ。

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　ホームでの第１レグを０－１で落とし、苦しい状況ながら、久保はいいイメージを持っているようだ。サウジ戦後の取材でこう話している。

「なんか勝てそうな気がしてるんで、勝って終われたらいいかな。勝てたら気持ちいいだろうし。しっかり準備して、勝てたら決勝戦を何人か見に来てくれると思うので」

　すっと出てきた "欧州王者"撃破宣言に少し驚いてしまったが、この代表戦でいい感覚を掴んだのかもしれない。その言葉には自信が漂っていた。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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