「予選で順調なほど日本代表はW杯本大会で勝てない」元代表監督の指摘にキャプテン遠藤航は何を感じた?

2025年03月24日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

サウジ戦でチャレンジしたいのが…

サジアラビア戦の前日会見に臨んだ遠藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2025年3月24日、北中米ワールドカップのアジア最終予選を戦う日本代表がサウジアラビア戦(25日)の前日会見を実施。森保一監督とともに登壇したキャプテンの遠藤航は「ワールドカップの出場権を獲得しましたが、明日から新たなスタート。ファン・サポーターに勝利を届けたいです」と意気込みを述べたあと、サウジ戦での"個人のチャレンジ"について以下のように話した。

「最近、対アジアで意識しているのはルーズボールの処理。五分の局面で如何にマイボールにできるかは勝敗を左右する大事なポイントだと考えています。特にアジアの国と戦う場合はロングボールを多く使ってくる国が多いので、そこでセカンドボールをどう拾うか、クリアではなくどう繋ぐか。ワールドカップで優勝を目指すと考えた時、ディテールの部分は意識しないといけないし、明日の試合でもチャレンジしたいです」

 今予選の日本はここまで6勝1分と危なげなく予選を突破した。3月23日に激励に訪れた元日本代表監督の岡田武史氏から「予選で順調なほど日本代表は本大会で勝てない」と言われたことについて、遠藤は「面白いな」と感じたという。

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「ここから大事にするのは結果ではなくプロセスだと。今、僕らはワールドカップの出場権を獲得したと、そこまでは結果を求めていましたが、ここからはワールドカップで優勝するためにこの時間をどう使うかが大事。結果に一喜一憂せず、本大会までの1年3か月、自分たちのプロセスを大事にしたいです」

 明日のサウジアラビア戦、プロセスにこだわるならセカンドボールのところで負けてはいけない。「最後は気持ち」という遠藤の覚悟が問われる一戦とも言えるだろう。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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