下の世代の底上げが遅れているのは紛れもない事実
次戦で藤田らパリ五輪世代のメンバー入り、出場はあるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
2026年北中米ワールドカップ(W杯)出場権獲得から2日。日本代表は中4日で迎える25日のアジア最終予選第8戦・サウジアラビア戦(埼玉)に向け、新たなスタートを切った。
20日のバーレーン戦(埼玉)で先発した守田英正(スポルティング)と上田綺世(フェイエノールト)が負傷離脱し、今回は25人体制で戦うことになった森保ジャパン。22日の公開練習では、長友佑都(FC東京)が別メニュー調整のままで、次戦の出場は難しそうだ。
となると、ベンチ外は1人。前回は古橋亨梧(レンヌ)、藤田譲瑠チマの(シント=トロイデン)、関根大輝(スタッド・ドゥ・ランス)が外れたが、選手が離脱したFWとボランチからメンバー入りさせるのが順当。となると、現状では関根が外れてしまう確率が高そうだ。
「(バーレーン戦の)ベンチ外の悔しさはすごく強かった。普通の誰でもできるようなプレーをやっていたら、そもそもここには呼ばれない。自分の一番の強みはこの身長で、周りとうまく関係性(をもって)できる立ち位置を取って、臨機応変にプレーできるところ。その自分の良さを出していきたい」と関根は目をギラつかせていた。
【画像】日本代表のバーレーン戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 2選手に7点台の高評価。MOMは1G1Aの20番
20日のバーレーン戦(埼玉)で先発した守田英正(スポルティング)と上田綺世(フェイエノールト)が負傷離脱し、今回は25人体制で戦うことになった森保ジャパン。22日の公開練習では、長友佑都(FC東京)が別メニュー調整のままで、次戦の出場は難しそうだ。
となると、ベンチ外は1人。前回は古橋亨梧(レンヌ)、藤田譲瑠チマの(シント=トロイデン)、関根大輝(スタッド・ドゥ・ランス)が外れたが、選手が離脱したFWとボランチからメンバー入りさせるのが順当。となると、現状では関根が外れてしまう確率が高そうだ。
「(バーレーン戦の)ベンチ外の悔しさはすごく強かった。普通の誰でもできるようなプレーをやっていたら、そもそもここには呼ばれない。自分の一番の強みはこの身長で、周りとうまく関係性(をもって)できる立ち位置を取って、臨機応変にプレーできるところ。その自分の良さを出していきたい」と関根は目をギラつかせていた。
【画像】日本代表のバーレーン戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 2選手に7点台の高評価。MOMは1G1Aの20番
その関根に限らず、今回の最終予選では藤田、細谷真大(柏)、高井幸大(川崎)らパリ五輪世代の選手がベンチ外になるケースが目立った。2022年カタールW杯メンバーの久保建英(レアル・ソシエダ)より年下で主力級の地位を確立したのは、GK鈴木彩艶(パルマ)ただ1人。この現状は北中米W杯本番に向けての大きな懸念材料と言っていい。
そこで、改めてカタールW杯最終予選を振り返ってみると、最初は長友や吉田麻也(LAギャラクシー)、大迫勇也(神戸)ら年長者がチームの軸を担っていた。だが、序盤3戦2敗という絶体絶命の窮地に陥った2021年10月以降、田中碧(リーズ)、三笘薫(ブライトン)、板倉滉(ボルシアMG)らが戦力化。第1次森保ジャパン発足当初から呼ばれていた冨安健洋(アーセナル)、堂安律(フライブルク)を含め、東京五輪世代が着々と育っていったのである。
その流れは今回と全く異なる。下の世代の底上げが遅れているのは紛れもない事実だ。ゆえに、ここからの1年3か月で若手が一気に台頭してくることが望ましい。サウジアラビア戦で関根、藤田、高井の3人が揃ってベンチ入りし、布石を打ってくれれば理想的だ。
そこで、改めてカタールW杯最終予選を振り返ってみると、最初は長友や吉田麻也(LAギャラクシー)、大迫勇也(神戸)ら年長者がチームの軸を担っていた。だが、序盤3戦2敗という絶体絶命の窮地に陥った2021年10月以降、田中碧(リーズ)、三笘薫(ブライトン)、板倉滉(ボルシアMG)らが戦力化。第1次森保ジャパン発足当初から呼ばれていた冨安健洋(アーセナル)、堂安律(フライブルク)を含め、東京五輪世代が着々と育っていったのである。
その流れは今回と全く異なる。下の世代の底上げが遅れているのは紛れもない事実だ。ゆえに、ここからの1年3か月で若手が一気に台頭してくることが望ましい。サウジアラビア戦で関根、藤田、高井の3人が揃ってベンチ入りし、布石を打ってくれれば理想的だ。