元イングランドU-21代表のホープがバングラデシュ代表としてデビューへ! 空港到着時には何千人ものファンが集まる大フィーバーに

2025年03月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

レスターではFAカップ制覇の経験も

現在はレンタル先のシェフィールド・Uでプレーしているチャウドリー。(C)Getty Images

 元イングランドU-21代表MFがバングラデシュ代表に初招集されたことで、FIFAランク185位のアジアの小国は一大フィーバーとなっているようだ。

 1997年にグレナダ人の父とバングラデシュ人の母との間にイングランドで生を受けたハムザ・チャウドリーは、7歳でレスターのアカデミーに入団。順調に成長を遂げ2017年9月にトップチームデビューを飾った。

 鋭いタックルを持ち味とする守備的MFとして頭角を現わしたチャウドリーは、18~19年にかけてイングランドU-21代表としてもプレー。一時はバルセロナ移籍の噂が上がるなどイングランド国内でもホープとして期待された。

 しかし、その後はなかなかクラブでも定位置が確保できず、やや燻っている印象だったチャウドリーは、昨年に幼少期から度々訪れていた母の母国であるバングラデシュ代表への鞍替えを決意。8月にバングラデシュのパスポートを取得すると、12月にはFIFAから正式に承認されたのだ。

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 こうして、現在レスターからレンタル先のシェフィールド・ユナイテッド(イングランド2部)でプレーする27歳のMFは、この3月に晴れてアジアカップ予選(25日のインド戦)に臨むバングラデシュ代表に初招集。同19日にはバングラデシュの地に降り立った。

 すると、かつてレスターのFAカップ制覇にも貢献したスター選手を一目見ようと、空港や沿道には何千人もの人々が殺到。街中には横断幕が掲げられ、発炎筒を焚く輩も現われるなど、まるで国民的英雄かのような歓迎を受けたのだ。

 盛大にもてなされたチャウドリーは、バングラデシュへの想いについて次のように述べている。

「イングランドももちろんだけど、バングラデシュも間違いなく僕の故郷だ。だから、生まれ故郷に戻って、代表としてプレーできることは僕にとって大きな意味がある。16歳までは毎年家族で訪れていたし、子供時代の思い出もたくさんある」

 はたして、25日のインド戦でトレードマークのアフロヘア―をなびかせ、バングラデシュの人々に笑顔を届けることはできるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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