EL制覇を目指すマンUの怪我人が続々復帰! 6人で2つの椅子を争うトップ下が大きな鍵に

2025年03月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

マウント、メイヌーの復帰で選手層に厚みが

ここにきて徐々に怪我人が復帰しているユナイテッド。アムリムにとってはいまこそ腕の見せ所だ。(C)Getty Image

 マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督は、シーズン終盤に向けて多くのオプションを手にすることになりそうだ。

 現在インターナショナルマッチウィークで各国リーグは2週間ほど中断されている。この束の間のブレイクの恩恵を受けそうなのが、現在プレミアリーグで13位と低迷するマンチェスター・Uだ。

『マンチェスター・イブニング・ニュース』によると同期間中にCBのハリー・マグワイアとレニー・ヨロ、左SBのルーク・ショー、MFのコビー・メイヌーらの復帰が期待できるという。

 プレミアリーグが9試合、ヨーロッパリーグ(EL)が最大5試合と、ユナイテッドはまだ多くの試合を残しているためアモリムにとっては可能な限り多くのオプションを用意しておきたいところだろう。

 現実的にリーグ戦経由での欧州カップ戦出場が厳しい状況だけに、とくに優勝すればチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるEL制覇が終盤戦最大の目標となる。

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 そして、ここにきて、とりわけ選手層に厚みが出てきたのが、3-4-2-1のシステムのトップ下(2列目)のポジションだ。出場こそなかったものの、3-0と快勝した中断前のレスター戦(プレミア29節)ではメイソン・マウントも3か月ぶりにベンチ入りを果たしている。

 アモリムは就任当初からマウントの実力を高く買っていて、コンディションさえ維持できれば、レギュラーとして起用することが予想される。

 そのレスター戦ではクリスティアン・エリクセンとアレハンドロ・ガルナチョがトップ下を担い、前線のラスムス・ホイルンドをサポートした。ガルナチョの適性はもちろんウイングだが、最近では「10番」のポジションにも徐々に適応してきている。

 本来はCFのヨシュア・ジルクゼーも怪我人の影響でここ数週間、このポジションで、プレーし、中盤と前線を繋ぐ役割が適していることを証明してきた。さらに前述のメイヌーの復帰、さらにはチーム事情でセントラルMFを務めているブルーノ・フェルナンデスも含めると、2つのポジションを計6人で争うことになる。

 アモリムにとっては嬉しい悲鳴と言えそうで、相手に合わせて様々な起用法が可能となる。果たしてポルトガル人指揮官がどんな選手起用をみせるのか。間違いなく終盤戦の行方を左右する大きなポイントとなるだろう。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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