オランダ代表のロナルド・クーマン監督が、大きな注目を集めているフィルジル・ファン・ダイクの去就に言及した。英紙『Mirror』が報じている。

　ファン・ダイクは今季限りでリバプールとの契約が満了になる。クラブは契約延長に向けて懸命に取り組んでいるものの、いまだに実現しておらず、著名記者のサシャ・タボリエリ氏は、こう伝えていた。

「クラブに近い情報筋によると、オランダ人センターバックはプロとしてのキャリアを終える前に、最後の冒険をしたいと考えている。リバプールでの自分の時間は終わったと感じており、今季がリバプールでの最後のシーズンになるかもしれない」

  サウジアラビアのアル・ヒラルがファン・ダイクの獲得を熱望。巨額のオファーを提示しているなか、「本人はMLSへの移籍を望んでおり、友人であるケビン・デ・ブライネと共に今夏にアメリカへ向かうかもしれない」という情報もあるが、クーマン監督の発言を聞くと話は変わってくる。
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　61歳の元バルセロナ指揮官は、現地時間３月20日に行なわれるUEFAネーションズリーグ準々決勝のスペイン戦を前に、次のように語った。

「彼がリバプールでサインしようが、他のビッグクラブと契約しようが、それはそれで構わない。どうなるか見てみよう。私がフィルジルから聞いているのは、まだ今のレベルを求めているということだ」

「今のレベル」から考えれば、中東やアメリカ行きは中々考えづらい。『Mirror』は「今夏にリバプールを退団してもサウジアラビアへの移籍はなさそうだ。オランダ代表のボスは、キャプテンはアンフィールドに残るか、同じようなレベルのリーグのクラブでプレーすることになると明かした」と記している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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