年間王者を意識する遠藤は紙一重の結果を反省「あそこで先にやられていたら…」

2016年06月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「立ち上がりに先にやられていたら、どうなっていたか分からなかった」

年間チャンピオンに向けて解消すべき課題を口にした遠藤。次節は難敵のG大阪との対戦で第2ステージが幕を開ける。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1・第1ステージ最終節]鹿島 2-0 福岡 6月25日/カシマ
 
 今季10年目を迎えた遠藤康は、主力として初めて経験するリーグタイトルをこれまで戦ってきた仲間とともに勝ち取れたことをまずは素直に喜んだ。
「ステージ優勝とはいえ、一応タイトルなので獲れたのは嬉しいですし、今日は青木さんとジネイさんが(鹿島での)最後の試合だったので、ふたりのためにも頑張ろうとみんなも考えていたと思う」

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 しかし、シーズンはまだ道半ば。真の目標とする年間王者に向けて課題も口にした。
「立ち上がりにウチがやられそうな場面もあった。そこで先にやれていたらどうなっていたか分からなかった。良い時間帯で(山本)脩斗君や(土居)聖真が点を取ってくれたおかげで、やりやすくなった」
 
 前節の神戸戦も序盤からリズムを掴めず、先制点を奪われてしまう展開だっただけに、2-0の勝利を得たものの"盤石の勝利"という感覚ではない。「どうなっていたか分からなかった」の言葉にはむしろ、"紙一重の結果"という意識が強く感じられる。
 
「気負いすぎもあったかもしれないけど、ここ最近は立ち上がりが良くない。今回も良くなかった。次もそういう展開にならないように気を付けたい」
 
 第2ステージは早くも次週の7月2日に開幕。ホームに迎える相手は難敵のG大阪だ。宇佐美貴史が移籍によって離脱するとはいえ、序盤から隙を見せてはまずい相手には違いない。
 
「第2ステージも第1ステージ以上の結果を残せれば、文句なしの優勝ができると思うし、僕たちの目標も年間王者にある」と力強く語った遠藤。次なる戦いへ向けて、気持ちはすでに切り替わっている。
 
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