冨安健洋が所属するアーセナルが、新たな日本人選手を獲得するかもしれない。

　スペインメディア『EL NACIONAL.CAT』は３月13日、「アルテタ監督、レアル・ソシエダに２人のスター選手の獲得を打診」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。

「アーセナルのミケル・アルテタ監督は来シーズンに向けてチーム強化を続ける決意を固めており、レアル・ソシエダの主力選手であるマルティン・スビメンディとタケフサ・クボ（久保建英）に狙いを定めている。昨夏に（ソシエダでプレーしていた）ミケル・メリーノと契約したこのイングランドのクラブは移籍市場での成功を再現することを目ざしており、この２人の選手を優先ターゲットに挙げている」

　久保については、「この日本人ウインガーは、バランス感覚に優れ、決断力に優れ、いつでも違いを生み出すことができる選手であると証明した。卓越したテクニック、驚異的なスピード、ますます向上するゴールスコアリング能力により、ヨーロッパサッカー界で最も魅力的な選手の一人となった」と評している。

「アーセナルにとって、クボは攻撃陣でブカヨ・サカとガブリエウ・マルチィネッリを完璧に補う存在となるだろう。彼の加入により、チームはプレミアリーグやチャンピオンズリーグの最強チームと対戦できるトップレベルの攻撃陣を手にすることになる。しかし、推定5000万ユーロという彼の移籍金は、イングランドのクラブにとって障害となる可能性がある」

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　記事は「レアル・ソシエダにとって、スビメンディとクボの退団は大きな打撃となるだろう。両選手は クラブのプロジェクトの鍵となる選手であり、彼らの離脱はチームの競争力に深刻な影響を及ぼすだろう。しかし、アーセナルは彼らを獲得するためにかなりの資金を投入する用意があり、オファーが十分に魅力的であればレアル・ソシエダが彼らの退団を検討する可能性がある」と続けた。

「ミケル・アルテタは、アーセナルで競争力がありバランスの取れたチームを作り続ける決意だ。スビメンディとクボの加入により、クラブはプロジェクトに完璧に適合する２人のトップレベルの選手を獲得することになる。さらに、どちらもまだ成長の余地がかなりあるため、長期的な投資となる。アーセナルは両選手に１億ユーロ以上を支払う用意があるかどうかを決めなければならないが、アルテタが彼らをロンドンに連れてくることを諦めないだろうことは明らかだ」

　現役時代にソシエダでプレーしたスペイン人指揮官は、古巣で躍動する両MFの獲得を熱望しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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