鹿島が第1ステージ制覇!主力ふたりを欠きながらも福岡に2-0完勝

2016年06月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半に2ゴールを奪い、そのまま2-0で福岡を撃破。

柴崎のCKに合わせた山本(16番)がヘッドで27分に先制。さらに、その10分後、土居(8番)が追加点を見舞った。写真:徳原隆元

[J1第1ステージ17節]鹿島2-0福岡 6月25日/県立カシマサッカースタジアム
 
 J1第1ステージ17節の鹿島対福岡が6月25日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、2-0で鹿島が勝利した。
 
 勝てば無条件で第1ステージ優勝が決まる鹿島は、出場停止のDF昌子、MFカイオの代役にDFブエノ、MF杉本を起用。システムは普段通りの4-4-2で挑んだ。
 
 主力ふたりを欠いた鹿島はやや動きが固く、立ち上がりにフリーで福岡のウェリントンに決定的なボレーを放たれてしまう。
 
 しかし15分、サイドチェンジを受けた左SBの山本がドリブルでエリア内に持ち込み、きわどいシュートを放つ。さらに、19分には遠藤のスルーパスで最終ラインの裏に抜け出した土居がエリア内でシュートを狙った。
 
 時間の経過とともにリズムを掴んだ鹿島は、その後も遠藤が相手守備陣のギャップでボールを受けて起点になり、主に右サイドから攻撃を仕掛けた。
 
 そして迎えた27分。この日4本目のCKで柴崎が正確なクロスを上げると、山本がヘッドで合わせてネットを揺らした。
 
 さら37分、ダニルソンをドリブルでかわした金崎のラストパスを土居が沈めて2点目。前半で2点をリードし、完全に試合の主導権を握った。
 
 後半は守備のバランスを保ちながら時計の針を進め、2-0のまま75分が経過。やや中盤にスペースが空いてきた77分に活動量のあるMF永木を入れ、再び守備を引き締めた。

 終盤には、遠藤に代えてジネイを投入。さらに、ブエノに代えて、鳥栖への完全移籍を発表した青木をピッチに送り込む。交代の札を切って時間を消化し、そのまま2-0で終了の笛を聞いた。

 鹿島が磐石の試合運びで勝点3を獲得。勝点を39に伸ばして首位をキープし、常勝軍団の復活を印象付ける、第1ステージ制覇を成し遂げた。
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