「良い部分だけを切り取って、みんなが見ていると感じました」
プレーの幅を広げながら、自慢のドリブルを磨く白井。写真:安藤隆人
3月8・9日の2日間で開催されたプーマカップ群馬。選手権王者の前橋育英が優勝メンバーを中心に、人とボールが動いて相手を翻弄する質の高いサッカーを展開した。
選手権では鋭いターンと切れ味鋭い直線的なドリブルで大観衆を何度も沸かせ、大会を盛り上げた主役の1人となったMF白井誠也も、得意のドリブルだけではなく、素早いダイレクトパスやワンツー、キープからのスルーパスなどを披露して大きな存在感を放った。
「ドリブルだけではなく、周りを使うなど、もっとプレーの幅を広げて、ドリブルも磨いていきたいと思っています」
一躍スターとなったが、その受け答えは変わらず謙虚でハキハキとしている。白井にとって選手権とはどのような大会だったのか。
「あれだけ注目されたのは嬉しいことではあるのですが、過大評価というか、良いプレーだけを注目されて言われているという認識がありました。良い部分だけを切り取って、みんなが見ていると感じました。実際には僕は身体が小さくて(161センチ、50キロ)、当たり負けをしてしまったり、怖がってしまってドリブルを出せなかったりした部分を痛感したので、周りがどう評価してくれたとしても、自分の実力はまだまだだと思っています。自分の課題にはきちんと目を向けて取り組むことを意識しています」
選手権では途中出場がメインだったが、膠着した流れを引き込むドリブルは大きな話題となった。なかでも準決勝の東福岡戦の58分に見せたプレーは圧巻だった。自陣でボールを奪って、鋭くターンし、そこからファウル覚悟で止めに来たDFにも屈せずにボールを運び、右サイドのオノノジュ慶吏(慶應義塾大学進学)に展開。オノノジュの突破からの折り返しを、ドリブルのスピードのままゴール前に侵入し、ダイレクトで右足シュートを蹴り込んだフィニッシュは、会場のみならず、SNS上でも大きな話題となった。
選手権では鋭いターンと切れ味鋭い直線的なドリブルで大観衆を何度も沸かせ、大会を盛り上げた主役の1人となったMF白井誠也も、得意のドリブルだけではなく、素早いダイレクトパスやワンツー、キープからのスルーパスなどを披露して大きな存在感を放った。
「ドリブルだけではなく、周りを使うなど、もっとプレーの幅を広げて、ドリブルも磨いていきたいと思っています」
一躍スターとなったが、その受け答えは変わらず謙虚でハキハキとしている。白井にとって選手権とはどのような大会だったのか。
「あれだけ注目されたのは嬉しいことではあるのですが、過大評価というか、良いプレーだけを注目されて言われているという認識がありました。良い部分だけを切り取って、みんなが見ていると感じました。実際には僕は身体が小さくて(161センチ、50キロ)、当たり負けをしてしまったり、怖がってしまってドリブルを出せなかったりした部分を痛感したので、周りがどう評価してくれたとしても、自分の実力はまだまだだと思っています。自分の課題にはきちんと目を向けて取り組むことを意識しています」
選手権では途中出場がメインだったが、膠着した流れを引き込むドリブルは大きな話題となった。なかでも準決勝の東福岡戦の58分に見せたプレーは圧巻だった。自陣でボールを奪って、鋭くターンし、そこからファウル覚悟で止めに来たDFにも屈せずにボールを運び、右サイドのオノノジュ慶吏(慶應義塾大学進学)に展開。オノノジュの突破からの折り返しを、ドリブルのスピードのままゴール前に侵入し、ダイレクトで右足シュートを蹴り込んだフィニッシュは、会場のみならず、SNS上でも大きな話題となった。
白井自身は「出場時間が短くて、もっと出たかったという気持ちもありますし、ゴールも1点しか決めていないので、まだ足りなかったと思っています」と悔しさを感じていただけに、異常とも言える注目度に若干の戸惑いがあった。
嬉しさと、どうしても耳に入ってしまうネガティブな声。あの非日常的な大会の間、そして、その後もいろいろなことを考えたという。
「選手権という舞台は、良いプレーができれば注目されるし、見ている人も楽しんでくれるし、良い声もかけてくれる。でも、決勝戦のようになかなか自分のドリブルが出せなかったりすると、ネットとかでも『決勝では通用しなかったな』とか、『やっぱりダメだな』という声がどうしても聞こえてきました。
今回のプーマカップのように、いろんな高校が来るフェスティバルとかだと、やっぱり視線を感じてしまう部分があって、注目されていることを実感すると同時に、ピッチではかなり警戒されていることを感じます。そこで関係なく自分のプレーを出すことができればいいのですが、必要以上に硬くなってしまって、良いプレーができない部分がまだまだたくさんあると感じています」
【画像】広瀬姉妹・ガッキー・永野芽郁! 初代から最新20代目の月島琉衣まで「選手権・歴代応援マネージャー」を一挙公開!
嬉しさと、どうしても耳に入ってしまうネガティブな声。あの非日常的な大会の間、そして、その後もいろいろなことを考えたという。
「選手権という舞台は、良いプレーができれば注目されるし、見ている人も楽しんでくれるし、良い声もかけてくれる。でも、決勝戦のようになかなか自分のドリブルが出せなかったりすると、ネットとかでも『決勝では通用しなかったな』とか、『やっぱりダメだな』という声がどうしても聞こえてきました。
今回のプーマカップのように、いろんな高校が来るフェスティバルとかだと、やっぱり視線を感じてしまう部分があって、注目されていることを実感すると同時に、ピッチではかなり警戒されていることを感じます。そこで関係なく自分のプレーを出すことができればいいのですが、必要以上に硬くなってしまって、良いプレーができない部分がまだまだたくさんあると感じています」
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