現在の前田大然には、セルティックのファンや関係者も驚いているだろう。

　献身性は周知のとおりだ。ただ、古橋亨梧が冬にレンヌへ移籍して以降、前田はCFのポジションでも活躍。ゴールを量産し、スコットランド年間最優秀選手受賞が有力視されている。

　３月９日に行われたスコティッシュ・カップ準々決勝ハイバーニアン戦でも、前田はニコラス・キューンのシュートのこぼれ球を押し込んで先制点を奪取。これで公式戦27得点と破竹の勢いだ。

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　専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、この前田の好調ぶりに、レジェンドOBのスコット・ブラウンは『Premier Sports』で「とても生き生きとしている」と、賛辞を寄せている。

「特にボックス内（でマエダと対戦するのは難しいはず）だ。どんなGKへのバックパスも、彼は追いかける。とにかく前に進む。それこそ望まれることだ。監督はチームにプレスを望む。彼はそれをするのがベストなんだ」

「今季のスカッドの強さや層の厚さはファンタスティックだ。でも、マエダが何をもたらしているかだ。95分やって、それでも彼は続ける。裏に走るんだ。正直、見ていて楽しいよ。95分間の彼の動きを見るのがね。彼から目を離せない」

　国内三冠を目指すセルティックとサポーターは、前田がさらなるゴールと活躍で、チームをその快挙に導くことを期待しているだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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