女子アマチュアサッカーの「2025プレナスなでしこリーグ」は３月15日（土）に新シーズンが開幕する。

　開幕に先駆けて３月10日に行なわれた記者会見では、なでしこジャパンのニルス・ニールセン監督がビデオメッセージを送り、激励した。

「なでしこリーグを最高のものにしようと集まっていると聞きました。とても重要なリーグで、次世代のなでしこ選手を育てる使命があります。

　各クラブでの素晴らしい取り組みを続けてください。なでしこリーグの試合を見るのを楽しみにしています。リーグのなかで次世代の選手を見つけていきたいと思います。監督の皆さんにとっても、より良い開幕ミーティングになることを願っています。私と話したいことがあれば、なんでも言ってください。なでしこリーグ・選手の動向を気にかけていきます。

　私個人としても、お互いに良い関係を築いていきたいです。リーグの環境改善や発展につながるよう、可能な限り力になりたいです。素晴らしいシーズン、開幕ミーティングになることを願っています」
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　デンマーク出身のニールセン監督は、2024年12月になでしこジャパンの監督に就任。女子代表史上初の外国籍監督となった。

　就任直後には、2020年に発足した日本女子サッカー初のプロリーグ、「WEリーグ」の各クラブを訪問するほか、今年１月に行なわれた全日本高校女子サッカー選手権の決勝にも訪れるなど、国内の視察に積極的だ。

　なでしこリーグの江川純子専務理事は、「ニールセン監督の就任直後は（なでしこリーグが）シーズンオフだったため、まだ視察などは行なわれていません」と明かし、「ご好意でビデオメッセージを頂きましたし、今後の詳細は決まっていませんが、具体的な（視察の）お話があればリーグとしてもサポートしていきたい」とコメントした。

「WEリーグ」との昇降格などは行なわれず、独立したアマチュアリーグとして存続している「なでしこリーグ」の選手にとって、代表監督が気にかけているとのメッセージは、新シーズンを迎えるうえで大きなモチベーションのひとつとなっただろう。

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）

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