実は1メートルも――マンU主将ブルーノの絶妙FKを巡り新事実。元マンC守護神が「アドバンテージを与えてしまった」と指摘

2025年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当に良いプレーだった。でも壁が後ろ過ぎた」

B・フェルナンデスがFKからゴールを奪った。(C)Getty Images

 現地時間3月9日に開催されたプレミアリーグ第28節で、勝点33でまさかの15位に沈むマンチェスター・ユナイテッドは、冨安健洋(怪我で離脱中)が所属する同54で2位のアーセナルと、本拠地オールド・トラフォードで対戦。1-1で引き分けた。

 ユナイテッドは立ち上がりから押し込まれ、耐える時間が続くも、45+2分にアレハンドロ・ガルナチョの仕掛けで、ゴール前の好位置でFKを獲得。これを頼れるキャプテン、ブルーノ・フェルナンデスが、壁の上を抜く絶妙なシュートで直接決め、先制に成功した。

 しかし、74分にユリエン・ティンベルのラストパスで、デクラン・ライスに同点弾を被弾。そのまま勝点1を分ける結果に終わった。
【動画】壁の位置に注目!頼れるキャプテンの極上FK
 勝ち切れなかったものの、B・フェルナンデスの見事な一撃には賛辞が集まるなか、壁の距離を巡って指摘も。かつてニューカッスルやマンチェスター・シティなどでGKとして活躍したシェイ・ギブン氏が、英公共放送『BBC』の番組で、規定のボールから10ヤード(9.15メートル)離れた位置ではなく、11ヤード(10メートル)だったと話した。

「本当に良いプレーだった。でも壁が後ろ過ぎた。レフェリーが数え間違えただけかもしれないが、ブルーノにアドバンテージを与えてしまった。ボールが11ヤード離れていたので、ブルーノはより速いペースでシュートを打てた」

 なお、『BBC』は「試合後にボールは壁から10ヤードではなく、11.2ヤード離れていたと計測された」と伝えた。数センチの違いが物を言う世界なだけに、元シティ守護神の指摘通り、大きなアドバンテージになったことは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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