「アメリカ戦で彼女がベンチにいることを忘れていた」コロンビア戦で衝撃弾も谷川萌々子はなでしこジャパンの絶対軸ではおそらくない。今後は共存も…

2025年03月09日 サッカーダイジェストTV編集部

「長谷川選手を置く前提で」

谷川は今後どう起用されていくのか。(C)Getty Images

 2月開催のSheBelieves Cupでのアメリカ戦(なでしこジャパンが2-1で勝利)、注目の谷川萌々子は出番がなかった。FIFA女子ランク1位の強豪を相手に谷川がどんなプレーを見せてくれるのか期待したファン・サポーターもいただろうが、識者の河治良幸は次のような感想を抱いた。

「アメリカ戦はスタメンを見ても大きな違和感がありませんでした。中盤に籾木(結花)選手、宮澤(ひなた)選手がいた時間帯も(ニルス・)ニールセン監督の意図は見て取れたので。しっかりと勝ちにいくプランを示していたし、谷川選手を使わないことにストレスはありませんでした。むしろ、アメリカ戦で彼女がベンチにいたことを忘れてしまうくらい、いや、正直、忘れていました」

 河治氏の見立てでは「長谷川(唯)選手がチームの絶対軸で、谷川選手は武器」。そもそも長谷川と谷川の比較は現時点で無意味で、「長谷川選手を置く前提で、籾木選手なのか、宮澤選手なのか、谷川選手なのか、攻撃面の人材配置はそんな流れで決まるはずです」(河治氏)。
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 プレーの衝撃度はコロンビア戦のミドル弾を見ても谷川が上だが、SheBelieves Cupを通しての安定感、チームでの支配力は長谷川に分がある。谷川が戦術の軸になる場合は「長谷川選手がコンディションを下げたり、パフォーマンスが酷く落ちた時」と河治氏は言う。

 今後は長谷川と谷川の共存も見てみたい。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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