まさかの"スコア変更"だ。３月５日に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ２の準々決勝第１戦で、広島はシンガポールのセーラーズと対戦。６－１で大勝したが、０－３の敗戦になるようだ。現地メディア『THE STRAITS TIMES』などが報じている。

　同メディアによれば、アジア・サッカー連盟（AFC）の懲戒・倫理委員会が８日、件の試合で広島が出場資格のない選手を起用していたことを確認したという。

「アジア・サッカー連盟はウェブサイト上の声明で、サンフレッチェはヴァレール・ジェルマンを"出場停止にもかかわらず"試合に出場させたと指摘した。69分に途中出場し、５分後に５点目を決めたフランス人フォワードは、３試合の出場停止処分を受けるはずだった。この結果、試合は没収となり、シンガポール・プレミアリーグ首位のセーラーズが３－０で勝利することになる。第２戦は３月12日にジャラン・ベサール・スタジアムで行なわれる」
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　記事では、今年２月に広島に加入したジェルマンが前所属チームで受けた過去の処分に言及。「AFCカップのASEAN地区決勝で、古巣チームがセントラルコースト・マリナーズに２－３で敗れたあとの騒動に関与したため、出場停止と1,000ドルの罰金を科せられていた」。その出場停止がまだ未消化だったようだ。

　また『ESPN』も今回の事象を取り上げ、「日本のクラブはアジアで最も組織力が高いと一般的に考えられているだけに、サンフレッチェがこのような見落としを犯したのは奇妙だ」と伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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