ラウンド16はホームで逆転勝利。
先制ゴールを挙げた佐々木。これでトータルスコアで追いついた。(C)SOCCER DIGEST
[ACLエリートラウンド16 第2戦]川崎 4-0 上海申花(トータルスコア:4-1)/3月12日/等々力陸上競技場
川崎にとってアジア制覇は悲願だ。過去に3度、ベスト8までは勝ち上がっているが、その壁を越えられずにいる。
ACLエリートとして姿を変えた今大会でも、前回大会で姿を消したラウンド16で苦戦。中国の上海申花との第1戦ではアウェーで0-1で落としていた。
しかし、逆転を狙ったホームでの第2戦では、24分に右SB佐々木旭が左足でトータルスコアをタイに戻すゴールを決めると、64分にはエリソン、69分には伊藤達哉、後半アディショナルタイムにはマルシーニョが続いて、トータルスコア4-1で逆転勝利を収めた。
これで通算4度目のベスト8進出だ。もっとも従来の方式とは異なり、今大会から準々決勝以降はサウジアラビアでの集中開催で、これまでは決勝でしか顔を合わせなかった西地区のクラブとも対戦する。果たして難易度の増したアジアの戦いを川崎は勝ち上がれるのか。
【動画】佐々木のゴール
川崎にとってアジア制覇は悲願だ。過去に3度、ベスト8までは勝ち上がっているが、その壁を越えられずにいる。
ACLエリートとして姿を変えた今大会でも、前回大会で姿を消したラウンド16で苦戦。中国の上海申花との第1戦ではアウェーで0-1で落としていた。
しかし、逆転を狙ったホームでの第2戦では、24分に右SB佐々木旭が左足でトータルスコアをタイに戻すゴールを決めると、64分にはエリソン、69分には伊藤達哉、後半アディショナルタイムにはマルシーニョが続いて、トータルスコア4-1で逆転勝利を収めた。
これで通算4度目のベスト8進出だ。もっとも従来の方式とは異なり、今大会から準々決勝以降はサウジアラビアでの集中開催で、これまでは決勝でしか顔を合わせなかった西地区のクラブとも対戦する。果たして難易度の増したアジアの戦いを川崎は勝ち上がれるのか。
【動画】佐々木のゴール
初のベスト4進出に向けての変化としては、今季、鬼木達監督体制から長谷部茂利監督体制に移行し、組織的な守備組織を構築するようになっている。的確な守備からリズムを作り、効率的にサイドを使って得点も奪えているのはポジティブな面とも言えるのだろう。
前体制ではポゼッションを軸に攻守で魅せる点を重視し、勝つことともに観る者を楽しませる難易度の高いサッカーを追求していたが、トーナメントを勝ち上がるうえでは、現在の戦い方のほうが理にかなっているのかもしれない。
もっともスタイルはそれぞれに良し悪しがあるだけに、新たな戦い方で川崎が悲願のアジア制覇に近づけるかは注目である。
キャプテンのMF脇坂泰斗は「次につながるゲームができたなとまでしか思っていないです。まだまだ厳しい戦いになるでしょうし、いったん忘れてではないですが、すぐリーグ戦があるのでその準備をしたいです。リーグ戦も優勝を狙っていますし、連敗するわけにはいかないので、連戦ではありますが、チーム全員で準備したいです」と語る。
また前回大会で敗退した際には涙を流していたFWエリソンも「去年のことはもう考えてないですし、今シーズンのところで、今大会に集中して戦いたいです。あとは連戦にもなりますし、すぐにJリーグもありますし、ベスト8からトーナメント戦になります。さらなる準備をしていきたいと思います」と決意を口にした。
また忘れていけないのは、今大会はリーグステージの6試合を鬼木監督の下で戦い、勝点を重ねたこと。チームとしてその素地もしっかり残っており、バトンを受け継いでの戦いで勝ち上がれば、さらに意味も増すのだろう。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
前体制ではポゼッションを軸に攻守で魅せる点を重視し、勝つことともに観る者を楽しませる難易度の高いサッカーを追求していたが、トーナメントを勝ち上がるうえでは、現在の戦い方のほうが理にかなっているのかもしれない。
もっともスタイルはそれぞれに良し悪しがあるだけに、新たな戦い方で川崎が悲願のアジア制覇に近づけるかは注目である。
キャプテンのMF脇坂泰斗は「次につながるゲームができたなとまでしか思っていないです。まだまだ厳しい戦いになるでしょうし、いったん忘れてではないですが、すぐリーグ戦があるのでその準備をしたいです。リーグ戦も優勝を狙っていますし、連敗するわけにはいかないので、連戦ではありますが、チーム全員で準備したいです」と語る。
また前回大会で敗退した際には涙を流していたFWエリソンも「去年のことはもう考えてないですし、今シーズンのところで、今大会に集中して戦いたいです。あとは連戦にもなりますし、すぐにJリーグもありますし、ベスト8からトーナメント戦になります。さらなる準備をしていきたいと思います」と決意を口にした。
また忘れていけないのは、今大会はリーグステージの6試合を鬼木監督の下で戦い、勝点を重ねたこと。チームとしてその素地もしっかり残っており、バトンを受け継いでの戦いで勝ち上がれば、さらに意味も増すのだろう。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!