横浜FCのスタッフミーティング。中村俊輔コーチも細部にこだわり議論。指揮官への有益な進言も心がける「いつもアラートに考えておかないと」

2025年02月28日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

ふとした時にも「ヨモさん、こうですよね?」

四方田監督のもとで指導者としての経験を積む俊輔コーチ。(C)SOCCER DIGEST

 日々のトレーニングで準備をしたり、選手にアドバイスもする。当然、コーチの仕事はそれだけではない。スタッフでのミーティング。次の試合をいかに戦うべきか。横浜FCの中村俊輔コーチも、活発なディスカッションで積極的に意見を出す。

「自分で気づくことがあれば、言ったりする。最後に決めるのは、もちろんヨモさん(四方田修平監督)だけど、いろんなことをみんなで揉んでいる。コイントス、風や太陽の向きとか、すごく細かいところまで詰めて議論する。自分もそれはやらなければいけない」

 ミーティング以外でも、ふとした時に「ヨモさん、こうですよね?」と投げかけたりもする。「俺の考えが違うと思われたら、たぶんヨモさんはそう言ってくれるし、逆に勉強になることが多い。そういう感じでチームを強くしていきたい。プラスになるようにしていかないと」。
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 監督1人でチーム全体を、個々の選手を完璧に把握するのは、おそらく不可能だ。「ヨモさんだから、全部見えていると思う」と指揮官に全幅の信頼を寄せる俊輔コーチは、それでも自分にできることを探して、建設的な提案や進言を心がける。

「もしかしたら、見過ごしていることがあるかもしれない。違う意見を求めていたら、それに応えられるようにしたい。『なるほどな』ってなれば意味があるだろうし。だから、いつもアラートにやって考えておかないと」

 頼れる参謀役に。献身的なサポートでチームを下支えする。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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