なでしこジャパンは現地２月26日、アメリカで開催されている『2025 SheBelieves Cup』第３節でアメリカと対戦し、２－１で勝利。３戦全勝で大会初優勝を飾った。

　FIFAランキング８位の日本女子代表に対し、アメリカは同１位。直近13試合未勝利と苦手としている相手から、久々の勝利を収めた。

　この結果を受け、対戦国アメリカのメディアも日本の強さに着目。『The Pinnacle Gazette』は、「日本がSheBelieves Cupで優勝し、米国を驚かせた。米国チームの５大会連続優勝記録に終止符を打った」とし、試合をこう振り返った。

「試合はキックオフからわずか１分25秒で、ピッチ上での視野の広さで知られる長谷川唯は、アメリカの守備陣を突破する素晴らしいパスを出し、籾木結花が先制点を決めた。

　試合後半も日本の粘り強さと技術が光った。長谷川は再び実力を発揮し、古賀塔子に試合を終わらせるチャンスを与えるという決定的な役割を果たした。長谷川の直接フリーキックの流れから古賀が決勝点を決め、日本のリードを確固たるものにした。長谷川の創造性と古賀のフィニッシュの組み合わせは試合を通してチャンスを生み出し、手強い米国チームに対する日本の戦略の鍵となった」
【動画】籾木結花の先制弾、古賀塔子の勝ち越し弾

　続けて、「2009年以降、日本は米国と41回対戦したが、勝ったのは１回のみで、引き分けが８回、負けが31回だった。したがって、この勝利は日本に大きな勢いをもたらしただけでなく、ニルス・ニールセン監督の指導の下での新しい時代の始まりを示し、将来の成功への基礎を築く可能性がある」と昨年12月に就任したニールセン新監督体制の好スタートを強調した。

　最後には、「この感動的な勝利は、女子サッカーの世界的急成長を象徴するものであり、日本が国際舞台で再び注目を集めるようになったことを示している」としつつ、「長谷川、籾木、古賀といった将来有望な選手が先頭に立って、この成功を基盤に、次世代の女子アスリートを刺激しようとするなでしこジャパンの未来は明るい」と称えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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