“黄金期のなでしこジャパン”を彷彿させた完璧なアタック。オーストラリアの守備陣を切り裂いた3点目は痛快だった【SheBelieves Cup】

2025年02月21日 サッカーダイジェストTV編集部

攻守両面で効いていたひとりが…

浜野ゴールは素晴らしかった。(C)Getty Images

 2025年2月20日(現地時間)に開催されたSheBelieves Cupでなでしこジャパンがオーストラリア女子代表と対戦。ニールセン監督の初陣となったこの試合、6分に田中のゴールで先制したなでしこジャパンは、32分に北川のクロスに反応した田中のシュートで追加点を挙げるなど、4-0と快勝した。

 攻撃時は4-3-3、守備時は4-4-2と可変システムで戦ったなでしこジャパンは立ち上がりからオーストラリアをボールポゼッションで圧倒。相変わらず最終ラインからの組み立てに課題はあるものの、相手の拙攻に助けられた部分もありほぼ危なげないパフォーマンスを見せた。

 特に素晴らしかったのは3点目の仕掛け、崩しだ。藤野、長谷川、田中、浜野が連動して無駄のないパスワークからオーストラリアの守備陣を切り裂いた攻撃は文字通り痛快。"黄金期のなでしこジャパン"を彷彿させた完璧なアタックだった。

【動画】新生なでしこ初陣で田中が圧巻2発!
 オーストラリアに決定機ひとつしか与えなかった守備も及第点だろう。4-4-2の陣形で前からプレスをかけるアクションが機能し、相手の自由を奪っていた点からもそう言える。良いディフェンスから良い攻撃を実践できていたのがこの日のなでしこジャパンだった。

 攻守両面で効いていたひとりが、左サイドバックの北川だ。タイミングのいいオーバーラップで攻撃に厚みを加え、高精度のクロスでチャンスを演出。南のゴールに繋がった左足クロスはまさにビューティフル。「決めてください」というメッセージがボールに込められているようなパスだった。

 ニールセン体制で良いスタートを切ったなでしこジャパン。キャプテンを任された長谷川も「日本らしいサッカーができた」と手応えを掴んでいた。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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