現役時代は東京ヴェルディなどで活躍した元日本代表MFの北澤豪氏が、２月16日に日本テレビ系列で放送された情報番組「シューイチ」に出演。今季のJ１を占った。

　14日に開幕したJ１は、16日までに全チームが第１節を消化。順位予想で北澤氏は、本命にヴィッセル神戸を挙げる。

「昨シーズンに優勝したことで２連覇。３連覇できるだけの力があるのは、武藤（嘉紀）と大迫（勇也）がいるから。この２人が、休まずに試合に出続けて、ゴールを量産してくのですよ。これは今年も変わらないのを考えると、ヴィッセルは今年も１位かなと。その２人がいなくなると少しトーンダウンするんですけど、ただこの２人はセルフトレーニングやコンディション維持など、自分にちゃんとお金をかけています」

　対抗にはサンフレッチェ広島を推す。８日に行なわれた『FUJIFILM SUPER CUP』（神戸に２－０で勝利）やチームの継続性、効果的な補強を評価する。

「完成度が高かったですね。監督（ミヒャエル・スキッベ）が代わっていないのもありますし、昨シーズンに日本人得点トップだったジャーメイン良を取って、フィットしている。広島は良い選手がいると、他のチームに取られる傾向が強いんですけど、今回はだいぶ残った。チャンスがありますね」
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　注目しているのは古巣の東京Vだ。「忖度はないですよ」とスタジオの笑いを誘いつつ、こう述べる。

「昨シーズンは昇格して６位。インパクトをかなり残した。アカデミー育ちで上手い選手が多い。そして城福（浩）監督が、かなり積極的に指導して、選手が成長した。それでヴェルディに来たい選手が増えて、いろいろな選手が集まってくる強みがありますよね。上手さのなかに90分間、諦めない姿勢もあるので、見ていて、ものすごく面白いです」

　そのうえで、開幕戦で川崎フロンターレが名古屋グランパスを４－０で下した点や、鹿島アントラーズが湘南ベルマーレに０－１で負けたことに言及し、「ちょっと分からないJリーグというのはありますね」と予想が難しいと話す。

　そして、26-27シーズンから秋春制に移行となるために、各チームが降格を避けたい心理が例年よりも強いとし、「かなり熾烈なJリーグになりますね」と見立てた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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