【EURO展望】ロシア×ウェールズ|勝利が絶対条件のロシアが攻勢に?

2016年06月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ベイルの3戦連続FK弾が炸裂するか?

故障者/ロシア=なし ウェールズ=なし
出場停止/ロシア=なし ウェールズ=なし

EURO2016
グループB3節
6月20日(月)/21:00(日本時間:28:00)/トゥールーズ
ロシア×ウェールズ
主審:ヨナス・エリクソン(スウェーデン)

【注目ポイント】
●ゴールが欲しいロシアの立ち上がり
●冴えに冴え渡るベイルの直接FK
 
【試合展望】
 グループステージ突破に向けて、勝利以外にもはや望みがないロシアと、引き分けでもおそらく3位で通過できそうなウェールズの対戦だ。そうした心理的な違いが、試合展開に小さくない影響を与えるかもしれない。
 
 ゴールを奪わなければならないロシアは、立ち上がりから積極的に攻勢に打って出る可能性が高い。鍵を握るのは、持ち前のテクニックと戦術センスを武器に、ここまで攻撃陣を牽引しているシャトフ。崩しの切り札として期待されたココーリンが低調なこともあり、この25歳のアタッカーがいかにいい形でエースのジューバにチャンスボールを供給できるか、あるいはみずからフィニッシュに絡めるかが、大きなポイントになりそうだ。
 
 対するウェールズは、両ウイングバックが低い位置で敵のウイングに対応する5バックに近い布陣で、まずは守備をしっかり固めてくるだろう。深い位置でボールを奪取した後に繰り出すロングカウンターは、いわばチーム最大の武器であり、その流れのなかで先制ゴールを奪えれば理想的だ。
 
 頼もしいのは、絶対的な柱に君臨するベイルが好調をキープしている点だ。とくに2試合連続で決めているFKが冴えに冴え渡っている。遠目の位置からも狙えるのは大きな強みで、ファウルを避けたいロシア側は球際で思い切れないはず。中盤の攻防にも、プラスに作用するだろう。
 
 ウェールズにとって怖いのは、スコアレスの状態で終盤を迎え、挽回が難しくなる85分以降に失点を喫するような展開だ。守備に重きを置きながらも、ゴールを奪いに行く時間帯をどこで作るか。コールマン監督の采配も見どころのひとつである。
 
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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